化石の戯言

　大正池から河童橋に向かって雨の中を歩いていた。途中、田代池あたりで雨は小ぶり、そしてほとんど上がったかに見える。しかし、いつまた降り出すかわからないから、傘は何とかたたんだものの、ポンチョは脱ぐわけにはいかない。ポンチョのおかげで濡れずには済むけど結構蒸し暑くなって来た。それでも我慢ね。

　田代池を後にまたヤブ？の中の小径を歩いて進んでいく。雨上がり、あちこちで水たまりがあって、夏用のスニーカーの私は歩きづらい。下手するとスニーカーに水が染み込んでくる。こんなことしていると、水虫になりかねないなぁ。。。（そんなこと想定して、水虫の薬持って来たぞ）
　小径の脇にはまぁいろんな植物があるけど、なんかそれに気を止めるということも少なくて。たまたま色がついたものがあるとカメラを向けたりするんだけど。そんなに目を止める色もなくて。天気が悪いとそんなものだろうか、それに代わって水たまりに映る景色ばかりのショットが続いていた。そんな水溜りのショットの一枚が左の写真。
　
　そんな水たまりの多い小径をさらに進むとひらけたところ、車が通ることができる道に出た。そこには休憩所のようなものがあり、その左には橋があった。その橋の名は田代橋。
　そうだ。ここで神戸から来られたご夫婦と会話をしたのだ。何でもドライブ旅行で富山経由でこちらに入られたとか。結構上品なお二人でしたよ。）
　この橋を渡って左岸に行きます。渡らずに進むと帝国ホテルの方に行くらしいのですが、帝国ホテルに行くとウェストン碑に行くことができないので、ホテルは諦めたのです。まぁ、どっちがよかったか？？？？？
　橋は、梓川を越えるのですが、何度も書いているようにこの日は連日の雨のおかげで濁流です。その川の向こうに見える山々ももう見えなくて・・・・涙涙です。いや、まだぽつりときたか。

　橋を渡ると、そこには今までとは違って生い茂ったものはありません。この辺りにあるホテルなどへ物を運ぶための生活道路なのかな？そんな道が続きます。その道を歩いき行きます。
　どのくらい歩いたかな？ホテルの隣の売店でペットボトルを買いました。歩いてかなり汗をかいているのです。宿泊した宿から持って来た水では足りなかったようです。
　そして、さあにそこから先に歩くと左手にウェストン碑の案内が。ウェストンというのは人の名前で、何でも上高地を世界に紹介した偉人・宣教師ということですが、私はそんな逸話は全く知らずに来ています。
　それくらいの偉人の碑ならもっと大きくてもいいものをと思うほどに結構小さかったかなぁ。。。


　さて、次回はやっとたどり着けた河童橋です。