2018年01月25日
十一面観音を彫る その2
十一面観音をの粗彫りを始めたのが21日、材料のタブノキが思ったよりも湿っていると思うので割れないように少しずつ乾かす感じで日を置いて次の工程をすることにした。それで4日明けた今日は、腕、水瓶の下あたりとなるところから足のあたりまでの部分を掘り出すことにした。
これで本格的にノミを入れることになったのだが、頂いた材料はできるだけたくさん使いたい、できれば小さい仏さんを彫ることができるくらいの端材を残したいとのみだけではなくノコギリを使おうと思った。しかし、足と腕の間にノコギリを入れるのは難しい。過去に十一面観音を掘った時に苦労した経験がそう思わせている。
で、ノコギリが入れるだけの部分をノミで彫り込んで、そこからノコギリを横に引くということを考えた。実際にやって見たが、前回の頭の部分を切り出す時のようにノコギリで切り出すのはかなり力がいる。そこでノコを入れたところからノミを入れて見た。
硬い、本当に硬い。力任せに木槌を入れたら何とか彫り込んでいけたが、突然のみが進んだ。ところがこれで彫り分けられたものは、何とかなりねじれいているのだ。本体の方にのみを入れて彫り込んで行ったら、そこには気が幼い頃の枝が節として残り、それが現れたのだ。
左の写真は、今日彫り終えたところで、右の小さいのがねじれた端材です。本体を見てもらうとわかるのですが、上下半分より少し下の右側の黒いところが節で、その周りはまだ湿り気が残っているのか、節の影響を受けている部分です。普通節は硬いのですが、まだ湿っているからなのか、ノミが簡単に入って行きました。この部分、足になる頃ですが、彫り込んだらどうなるのかなぁ?ちょいと心配ですが、これもこの木との出会いの縁です。何とかうまく掘っていこうと思います。(修行ですねぇ)
今日は、これだけ掘り出すのに3時間半かかりました。力一杯のみを入れているので、結構疲れました。ということで、次回までまた少し日にちを置きます。
これで本格的にノミを入れることになったのだが、頂いた材料はできるだけたくさん使いたい、できれば小さい仏さんを彫ることができるくらいの端材を残したいとのみだけではなくノコギリを使おうと思った。しかし、足と腕の間にノコギリを入れるのは難しい。過去に十一面観音を掘った時に苦労した経験がそう思わせている。
で、ノコギリが入れるだけの部分をノミで彫り込んで、そこからノコギリを横に引くということを考えた。実際にやって見たが、前回の頭の部分を切り出す時のようにノコギリで切り出すのはかなり力がいる。そこでノコを入れたところからノミを入れて見た。
硬い、本当に硬い。力任せに木槌を入れたら何とか彫り込んでいけたが、突然のみが進んだ。ところがこれで彫り分けられたものは、何とかなりねじれいているのだ。本体の方にのみを入れて彫り込んで行ったら、そこには気が幼い頃の枝が節として残り、それが現れたのだ。
左の写真は、今日彫り終えたところで、右の小さいのがねじれた端材です。本体を見てもらうとわかるのですが、上下半分より少し下の右側の黒いところが節で、その周りはまだ湿り気が残っているのか、節の影響を受けている部分です。普通節は硬いのですが、まだ湿っているからなのか、ノミが簡単に入って行きました。この部分、足になる頃ですが、彫り込んだらどうなるのかなぁ?ちょいと心配ですが、これもこの木との出会いの縁です。何とかうまく掘っていこうと思います。(修行ですねぇ)
今日は、これだけ掘り出すのに3時間半かかりました。力一杯のみを入れているので、結構疲れました。ということで、次回までまた少し日にちを置きます。