2018年03月19日
内田康夫 逝く
ミステリ作家・内田康夫さんが亡くなったと今日の朝刊で知った。まぁ昔は好きなミステリー作家の一人だった。
ミステリーが好きな私には、日本には3人の作家がいた。松本清張、島田荘司そして内田康夫だ。3人に共通しているのは、私にはストーリが頭の中で情景を描けることだった。それに文章が特にきれいということはないけど、読みやすい部類の作家たちだった。
(ちなみに文章で一番きれいだと思うのは、夏樹静子さんだ)
内田康夫作品との出会いは、私が東京での講習会講師を務めている時、月に一度は東京に出る、当然往復に新幹線を使うのだが、暇なので文庫本の小説を読むことにしていた。たまたまある時手にしたのが「平家伝説殺人事件」だった。(それまでは、外国ものが多かった、国内では清張や島田荘司が多かった)
読んでいて、頭に映像を描けるのでそれから彼の作品を見つけると読むようになった。買い込んだ彼の作品は90作品くらいあったと思う。(これらは、断捨離に一巻でBOONOFF行きになりましたが。
「好きだった」と過去形を使ったのは、最後の方の作品がどうにもストーリーが気に入らなくなったことから読まなくなったから。無理が多くか難じるようになったからだが。。。あれだけの数書けば当然ストーリーがマンネリ化するだろうし、本格派ではないもののネタに新鮮味がなあくなってきていたと思う。
テレビドラマには使いやすい作品だった。全国のあちこちを旅するから、いろんな名所、旧跡を出すわけだし、ストーリーは無視しても観光名所を見ることができるだけでも、見ていて面白かった。ただ、原作をかなり作り変えているんで、いかがなと思うものも多かったが。
主人公に”浅見光彦”をすえたシリーズは、いろんな俳優さんが務めていた。私の1番の好みは、浅見光彦=沢田一機、兄・浅見陽一郎=村井國夫、母・雪江=加藤治子のシリーズだ。なぜ好きだったかはわからないが・・・・・加藤さんのあのねちこい光彦いじめは板についていたよなぁ。
内田さんの最後の作品は、完結を見ないで亡くなられた。その続きを公募したのだが、どうなったのかは知らない。応募してみるかなんて思ったりもしたが、幾ら何でも無理だろうという気持ちが大きくすぎてしまった。
私が、その完結編を書くのなら、浅見光彦を何かの形で引退させているだろうなぁ。結婚させるとか、愛車ソアラの事故で大怪我をして記憶喪失になるとか、はたまた彼が犯人になって終身刑を宣告されるとか。。。。まぁ色々考えられるけどねぇ。
まぁ、いずれにしても、作家本人がお亡くなりになったので、もう新作は出ないことが決まった。おそらくここ数日のうちに、あちこちのテレビ局が追悼番組で過去の作品を放映することだろう。面白いものは、録画しておくかな??
安らかに。お休みください。
ミステリーが好きな私には、日本には3人の作家がいた。松本清張、島田荘司そして内田康夫だ。3人に共通しているのは、私にはストーリが頭の中で情景を描けることだった。それに文章が特にきれいということはないけど、読みやすい部類の作家たちだった。
(ちなみに文章で一番きれいだと思うのは、夏樹静子さんだ)
内田康夫作品との出会いは、私が東京での講習会講師を務めている時、月に一度は東京に出る、当然往復に新幹線を使うのだが、暇なので文庫本の小説を読むことにしていた。たまたまある時手にしたのが「平家伝説殺人事件」だった。(それまでは、外国ものが多かった、国内では清張や島田荘司が多かった)
読んでいて、頭に映像を描けるのでそれから彼の作品を見つけると読むようになった。買い込んだ彼の作品は90作品くらいあったと思う。(これらは、断捨離に一巻でBOONOFF行きになりましたが。
「好きだった」と過去形を使ったのは、最後の方の作品がどうにもストーリーが気に入らなくなったことから読まなくなったから。無理が多くか難じるようになったからだが。。。あれだけの数書けば当然ストーリーがマンネリ化するだろうし、本格派ではないもののネタに新鮮味がなあくなってきていたと思う。
テレビドラマには使いやすい作品だった。全国のあちこちを旅するから、いろんな名所、旧跡を出すわけだし、ストーリーは無視しても観光名所を見ることができるだけでも、見ていて面白かった。ただ、原作をかなり作り変えているんで、いかがなと思うものも多かったが。
主人公に”浅見光彦”をすえたシリーズは、いろんな俳優さんが務めていた。私の1番の好みは、浅見光彦=沢田一機、兄・浅見陽一郎=村井國夫、母・雪江=加藤治子のシリーズだ。なぜ好きだったかはわからないが・・・・・加藤さんのあのねちこい光彦いじめは板についていたよなぁ。
内田さんの最後の作品は、完結を見ないで亡くなられた。その続きを公募したのだが、どうなったのかは知らない。応募してみるかなんて思ったりもしたが、幾ら何でも無理だろうという気持ちが大きくすぎてしまった。
私が、その完結編を書くのなら、浅見光彦を何かの形で引退させているだろうなぁ。結婚させるとか、愛車ソアラの事故で大怪我をして記憶喪失になるとか、はたまた彼が犯人になって終身刑を宣告されるとか。。。。まぁ色々考えられるけどねぇ。
まぁ、いずれにしても、作家本人がお亡くなりになったので、もう新作は出ないことが決まった。おそらくここ数日のうちに、あちこちのテレビ局が追悼番組で過去の作品を放映することだろう。面白いものは、録画しておくかな??
安らかに。お休みください。