2008年11月22日

五木寛之・親鸞 山を下りる?

 五木寛之氏の小説『親鸞』、話が変なほうに向かい始めた。

 もともと変な話で気になることが多いのだが、目下親鸞は19歳となっている。後白河法皇の肝いりで山に上がったのが9歳。この後白河法皇の声掛かりすら疑問に思っているのに、今日は自演に呼び出されて、法皇が『山を降りて、法然のもとに行け。そして何を説いているかを知れ』といっていると。これを慈円の『頼みごと』として書いている。
 当時、慈円の兄・九条兼実は法然に帰依していたといわれている。

 19歳のときに親鸞は、大阪・太子町の磯長の聖徳太子廟に出かけて、三夢記の一つの無告を受けている年である。なぜ、その年に、法然のもとに行くことになるのか? 疑問、疑問。。。。
 (磯長で受ける無告は、『あと10年で命尽きる』である。)
 通説では、親鸞が法然のもとに行くのは、29歳である。三夢記のすべてを見た後といわれている。

 しかし、法皇から『法然の説くものを知れ』といわれたのでは、これは当時の仏教界の異端である法然の門下でスパイをすることになるといってもいいのでかな? いったい、五木さんは何を考えているのか?
 もっとも、スパイをさせられている途中で、法然を本当の師と仰ぐことになってしまったということになるのだろうか。19歳という年齢で法然と出会うと、分かれたのが34歳であるから十五年師事したことになる。しかし、しかし、これは師事したのが5年といわれることからするとおかしなことになるのだが。

 小説なので、なんとも作ればいいのだが、親鸞はそんなに長く法然の側にいたのだろうか??

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