2021年08月09日
山の日(振替休日)に思うこと
昨日は8月8日山の日
日曜だったので今日9日は振替休日
いまテレビで
K2 が出てくる映画を見ている
そこには
「山に登るのは命をかける」
なんて言葉もある
山と死
この関係
私は昔から腹立たしく思っている
といっても歌の話なのだが
1 いつかある日 山で死んだら
古い山の友よ 伝えてくれ
2 母親には 安らかだったと
男らしく死んだと 父親には
3 伝えてくれ いとしい妻に
俺が帰らなくても 生きていけと
4 息子達に 俺の踏みあとが
ふるさとの岩山に 残っていると
7番まであるけど
この腹立たしいところを
コピーさせてもらった
この歌
かなり古くから歌われている
テンポがワルツで軽快なんで
軽く聞いてしまいそうなのだが
歌詞を聞いて
ものすごく腹を立てたのだ
あまりにも山男の
身勝手さが
表現されているから
私は
学生時代に何故か山男に
(とうじ山女は見かけなかったから)
不快感を持った
多分に
当時乗った夜行列車の中で
あの登山の重装備の荷物に
とにかく嫌な思いをさせらえられた
知人の中にも
山男がいたが結構身勝手だった
そんなことがトラウマになっていて
山男(今は山女も)に
いい思いを持っていないのだ
その上にこの歌の歌詞だ
「いつか山で死んだら」?
残されたもののこと考えとるんか?
「父親には 男らしく。。」?
死んだら男らしくもないのだ
「母親には やすらかだったと」?
母親はそんなことでは納得しないもんだ
「愛しい妻に いきてくれ・・」?
そんな事言われんでも生きるだろう
てめぇが死んだら妻も死ぬとでも?
「息子たちに おれのふみあと
ふるさとの岩山に残っている」?
息子たちは
父親と一緒に踏み跡を残したいのだ
踏み跡を追いかけたいとは思わんのだ
まぁ死んでしまったら
その後たどるかもしれ何が
死にたいとは思わんだろう
とにかく
「山で死んだら」
なんて言うな
生きて帰ってこい
生きて帰ってこそ家族なんだ
死んだら
残されたものがどれだけ苦労するか
死んだものにはわからんだろう
死ぬと思うなら行くな
生きて 生きて
両親を悲しませないで
妻をいつまでも愛し続けて
子どもたちとは一緒に
思い出を作るのだ
一人で勝手に山に行って
そこで死ぬなんてことは
考えるだけでも許せん
戦争に行って
(もっとも強制的に駆り出されて)
そして帰ってこなかった
(この我が父親も山男だったらしい)
その御蔭で残された妻子が
どれだけ苦労したか
そんな思いから
死ぬのを前提のような歌は
それが歌であっても
私としては許せないのだ
登山
それは人のなせることで
止めるつもりはない
でも
絶対に生きて返ると
そういう覚悟で登ってほしい
危険を感じたら
残されているものために
下山する覚悟を持って
*****
冒頭の山の画像は
1年半前に平泉までのドライブ旅行の途中
中央高速、駒ヶ根SAで
ショットしたものです
多分とんがっているのは
宝剣岳だと思います
この山の途中
千畳敷カールにある山荘で1泊しています
ここまではロープウェイでいけます