化石の戯言

　6月6日あさ早く家を出た。新幹線は、名古屋始発の”のぞみ”に乗った。おかげでゆったり東京まで行くことができた。
　東京駅、何年ぶりかだが、中央線に乗り換えるのはもっともっと何年ぶりかで、東京駅の乗り換え通路が昔と違っていて中央線のホームを見つけるのに苦労した。それでもなんとか中央線の快速に乗ったのだが、目的の”荻窪”に止まらないという。昔は中央線の快速は荻窪には止まったはず。困ったなぁということで中野で乗り換えるのだが、中野から先、どの電車に乗っていいのやらわからず、ホームにいた若い人に聞いたらわからないらしいのだが、なんとスマホで検索して”中央線でいけばいい”という。「えっ？？？これ中央線でしょ？」他の人に聞いてもわからない。困った顔していたら、近くにいたものすごく品のいい女性がホームに入ってきた電車を指差して「これにお乗りになればいいですよ」と。助かったぁ。。。
　荻窪でおりました。駅の地下通路も変わったなぁ。。。地上南口に出た。ウワァ。。。まるっきり違うと言っていいだろうよ。そんな気持ちで昔歩いていた商店街を南に向かってあるいた。疲れるからバスに乗ればいいものをバスでは変貌した街を見ていくことができないと歩いたのだが。。。
　商店街は全く面影がないというか記憶にないものばかりで。。。途中でバス通りにでた。しばらく行くと”都立荻窪高校”というのに出会ったが、昔こんなのなかったんじゃぁないなぁ。。。

　川、これは善福寺川で東京女子大に近いところにある池（善福寺池）から流れてきている。そのまま行くと広い通りにでた。これが現在の環状8号線なんだが、私が住んでいた頃にはなかったというか、まだ8号線の名はついていなくて、こんなに交通量の多い道路ではなかったし、こんなにマンションが建っていることもなかった。それにしても空気が汚すぎる。。。
　角にあった本屋さんも面影なく、しばらく環八に沿って南下。しかし昔住んでいたところに行く分かれ道がわからず、配達途中の郵便屋さんに聞いた。なんとか分かれ道で昔通った道にたどり着いた。
　途中、大変お世話になった”たばこ”や木村屋のパンを売っていたお店があったが、その面影もなく、昔はバスなら乗り降りしていた”西田小学校”という停留所にきた。
　このバス停の前には、昔々理髪店があって綺麗な女性が髪を切ってくれていたんですが、その店もなくなっていた。
　右の写真が住んでいたと思われる場所ですが、まるっきり変わってしまっていて昔の面影はありません。少し離れたところに八百屋さんがあって、そこのおばさんにもお世話になったものです。そして、その先には肉屋さんやちょいちょい嫌味を言われた山崎のパン屋さんもなくなっていた。そしてその先の少し右カーブのところにはお風呂屋さんがあったけどそれもなかったなぁ。。。。あぁ、時折利用した洗濯屋さんはなぜか今もあったような。
　卒業して48年。そのよくよく年に一度行ったことがあったが、それ以来で一度は見ておこうと思ったこともこれで念願叶った。

　この先、吉祥寺に向かうが、京王電鉄井の頭線で行こうと南に足を向けた。