2008年04月20日

京都の地下鉄の延伸

 昨日京都の地下鉄に1年ぶりで乗車。
 日野・法界寺の寺参りのあと、バスで地下鉄『石田駅』まで来て、石田から東西線に乗る。
 (「東西線」という名前にもかかわらず、『六地蔵』から『山科』までは完全に方向は『南北』なのだ。)
 毎度のことなので乗る駅のことはなんとも変化があるわけではないが、切符を買う段になって『ん??』、なんか違う。経路図に知らない駅の名前が2つ有る。『二条駅』(JR二条駅の地下)までが、これまでの乗車区間だったが、どうもこの1年の間に延伸したらしい。二条から西に、「西大路御池」と「太秦天神川」の2駅が加わっている。つまりは、御池通りを西に地下鉄が延びたのである。
 


 『太秦天神川』という名前から、ひょっとしたら弥勒菩薩で有名な広隆寺のある『太秦』の近くかと思った。ということであれば京都の寺をめぐる人には朗報の延伸ということになる。
 南の駅から私のわかる範囲で、駅とその周辺の寺を紹介。
 1:六地蔵
  近くに『黄檗産万福寺』『六地蔵』があり、京阪やJR に乗り換えれば『宇治・平等院』ににもいける。 
 2:石田
  私が今回も訪れた『日野・法界寺』がある。
 3:醍醐
  ここは言わずと知れた『醍醐寺』のための駅といえるだろう。
  **醍醐と石田の間には、「一言寺」などもある
 4:小野
  小野小町ゆかりで梅園で有名な『隋心院』や地下鉄をはさんで反対西側には「勧修寺」がある。勧修寺の効用はきれいでしたよ。
 5:椥辻,6:東野、7:山科
  この間は、残念ながら私の知る寺はない
  ただ、東野には昔、蓮如の起した「山科本願寺」があったと聞く
 8:蹴上
  北に南禅寺、永観堂、哲学の道を経由して 法然院、銀閣寺にいたる
 9:東山
  北には『平安神宮』、南には『青蓮院』『知恩院』円山公園を経由して『高台寺』清水寺』
 10:京阪三条
  鴨川の東岸なので、南に下れば祇園から『建仁寺』さらに下れば『六波羅蜜寺』などなど
 11:京都市役所
  御池通りの京都市役所下。すぐ南には『本能寺』。ただし、この本能寺は信長や討ち死にした寺ではない。寺町筋を南に下れば、大小寺がたくさんある。
 12:烏丸御池
  烏丸通りを南に2本下ると、池坊のお膝元、そのいけばな発祥の言われ、そして親鸞が「女犯偈」を授かった寺『六角堂』がある。
 13:二条城前
  文字通り『二条城』の前である。それに意外と知られていないものに、昔貴族が舟遊びをしたといわれる池のある『神泉苑』ものこの近くにある。清明神社に行くのなら、ここで市バスに乗り換え。
 14:JR二条駅
  この二条駅の上、JR二条駅の東の南北の通りが「千本通り」で、平安京(いまの京都ではなく)当時のk都の東西中央の南北のメインストリートである。
 **ここまでが過去の東西線**この先、西には私はまだ乗車していない**
 15:西大路御池
  残念ながら、この近辺にある寺は私は分からない。ただ、この西大路を北に行けば、『北野天満宮』『平野神社』『金閣寺』にバスで行くことができる。
 16:太秦天神川
  『太秦』の土地から『広隆寺』を想像したが、残念ながら少し離れていて、歩かねばならない。といても、10分も歩けばいいのではないだろうか?

 と、これだけの寺を沿線に抱える地下鉄東西線である。
 新幹線ならば、京都駅から北へ烏丸御池まで行き、そこで乗換え。在来線ならば山科、もしくは二条、ここに書いたよう通りに移動するならJE奈良線『六地蔵』で乗り換えます。

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