2008年10月22日

小説 『親鸞と真佛』 あとがき

 前日まで23回にわたって書いてきた小説『親鸞と真佛』は、一昨年の今頃書いていたミステリ小説に本来は織り込むはずだった『小説内小説』で、応募の際の紙面の関係でカットせざるを得なかった部分です。

 この項は、佐々木正氏の「親鸞始記」に掲載されている『親鸞上人正明伝』の筋をもとにし、さらには『玉日姫廟所・西岸寺縁起』などをもとに創作したものです。
 私の描いている親鸞像は、親鸞の追っかけをして、京都市山科区日野・法界寺、京都市伏見区藤森・西岸寺、上越(直江津海岸)、上越市高田・浄興寺、上越市板倉・えしんの里、茨城県笠間市稲田西念寺、茨城県下妻市小島草庵、栃木県二宮町高田専修寺その他多くの親鸞関連の土地をあるき、目にしたもの、耳にしたものから、自分自身のあたまの中で作り上げたものです。
 
 中日新聞に哲学者・梅原猛さんの連載に一時『親鸞上人正明伝』に注目されている話がありましたが、私はその数年前に『親鸞上人正明伝』を知り、これまで聞いてきた親鸞という人と実際の人とは違ったのではないかと、より強く思うようになったのです。
 そして、今回連載した話は、ある日の夢の中で今回のストーリーとなるものを見たのです。そのとき、夜中に起き上がって、ほとんど一気に書き上げたものでもあるのです。

 私自身が、この世に生きてきた、そしてこんなことを考えていたという証を残すために、下手な文章の恥をさらすことを覚悟で公表しました。

 私の中にある親鸞の説いたものは、今現在の真宗教団のといているものとはかけ離れています。親鸞は、檀家から金を巻き上げるようなことをといてはいませんし、彼の子孫の世襲も望んでいないと思います。大きな寺などもってほかでしょう。
 数年後に『親鸞聖人750回忌大遠忌』が催されます。墓の下で、親鸞はどんな顔をしていることでしょうか・・・・・・







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