化石の戯言

　前に一度書いた。
　BS2で日曜日夜９時から（今日は９時半）からやっているドラマ。
　だんだん筋が進んできて、なんとなく面白くなりそうかな？というところ。チャングムの誓いが復讐劇だったが、この『ファン・ジニ』も復讐劇。韓国の女のドラマは復讐ということか？そんなに女は怖いのか？

　それにしても、背景が相変わらず疑問なのだ。
　時代を出そうとするばかりなのだろうが、古い建物を使っている。しかし、来ているものがこれまた金ぴかというものすごくきれいなもの。とにかくアンバランス。韓国の昔には、宮廷もあんなに粗末な古いものなのか？なんて思いたくもなる。

　これは、ドラマの時代考証の問題だろうが、もう少し考えてほしいものだ。
　といいつつ、日本のドラマも同じようなもので、時代劇ではよくよく古いため物を使ってしまう。たとえば平安時代の建物、奈良時代の建物、今私たちが見慣れている建物の色などで表現される場合がある。
　これは実際は疑問なのだ。たとえば、平等院の鳳凰堂など建造当時のドラマを作るとして、現在のあのみすぼらしい、朽ちた木材の建物でとりますか？あの寺は建造当時は、浄土を表すために、金ぴかであったと聞いている。再現には金がかかるだろう。

　時代劇はこうしたことが難しいだろうと思うが・・・