2008年12月11日

宇治・平等院 鳳翔館~鐘楼

 鳳凰堂は、団体で見て、その時間はおおむね20分とのこと。次のグループ間の時間だ。
 
 説明員からの説明にあった、扉の絵。どこもそうなのだが、こうした修復画は勢いがないので、なんとなくつまらない。それに、ここ鳳凰堂の場合は、建物が800年以上経っており、そこに新しい絵を描かれても違和感を覚えるだけである。ということで、修復されたものは、できることならば『源氏物語絵巻』のように別に見せてほしいものである。

 鳳凰堂を出て、鳳翔館に向かう。なんてことはない。さっき来た道を引き返す。正面に回ろうかとも思ったが、人が多いので、写真を撮るにも不向き、それならいっそうらを回って時間短縮ということにした。
 鳳翔館は、 前にも書いたように鳳凰堂の修復完成の際に新たに建てられて物で、鐘楼のある小山の中に作られている。ということで入り口は地下状になっている。
 **ネットで見ていたら、「昨年3月会館」なんて表現をしているものがある。「なぬ?」である。基準年を描かないとこういうことになるんだよ。**

 入り口を入ると正面に鐘が見える。それをそのまままともに見たいからまっすぐすすんでいきたかったが、監視の女性に体よく右に追いやられてしまった。

 中は、いろいろ展示されているるものの、どうも私の興味がわくものではない。理由は?ひょっとして展示方法だろうか? それと、地下から上にあがる方式をとっているので、当然階段がある。この空間がまたなんとも味気なくて。正直申し上げて、建築家の自己満足空間と私の目には映りました。やはり、平等院にふさわしい空間が求められるのではないでしょうか?

 展示の天空に浮かぶ菩薩像もなんとなくなんとなく物足りなくて。できることならば創建当時の平等院を再現するようなCGでも入れて、その中に菩薩を入れてみるのも一考ではなかったのか?
 ただ、薄暗い空間の中にいろいろ並べられても、どうもイマイチ見る気がうせてしまっている。

 ということで、早々に地上に逃げ出した。
 地上は、売店がある。トイレはない。なぜ???不親切な建物である。

 外に出たら、正面に鐘楼がある。前にした、池のほとりから撮影したものだ。




 トイレはこれの下、つまり山を下りて池のほとりまで下りるのだぁ。。。

 下に下りて、また鳳凰堂の裏手に回る。これで3回目だよぉ。
 時間が違うので、見える景色が変わっている。また何枚かの写真を撮った。







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