2018年10月16日
十一面観音を彫る 18 のっぺらぼうの顔
またまた久しぶりに十一面観音に刃物を入れました
彫り進んでいくとだんだん細かいところも出てきます
転移もそろそろひだを入れたいとは思えども
まだまだ全体がマトモにできていない
ということで
しこしこ体を削っています
結構細くなってきましたが、これは天衣と体の間の隙間がかなりできたことによるものと思います。
顔がのっぺらぼうですね。昨日いじったんです。というのは、顔を彫るにあたって観葉によるひび割れが顔に出てしまっていたので、このまま彫ると欠けたりする可能性が大きいので、ボンドと紙粘土をねって隙間に埋め込みました。これで多少は置くまで掘っても行けるかなぁと思ってます。それでも掘っていけば中には入り込んだ割れ目が出てくるとは思います。その時は、仕上げの段階か、その手前くらいでもう一度隙間埋めの作業をしなければならないかと思っています。
ほり初めてまる9ヶ月立ちました。
実際は、木取りから帷幄ともう1年以上になります。木取りの冒頭で、のこぎり引いているときに熱中症で死にかけて、それから途中で乾燥させること3ヶ月近くとまぁ長い長い制作です。
これからまだまだ彫り進みます。どのくらいかかることやら、そして思うものになるかどうかもまだわからない。まぁ、すでに思い通りに行っていないところが出ているけど、もう修正できないことになっているので、それをいずれごまかすことも考えないとなぁ。
また、彫り進んだら、アップすることにします。