2010年07月03日

なかなかうまくいかない木彫り

 趣味としての木彫りを始めたのが4月27日。それから2カ月以上たつというのに、なかなかイメージ通りに彫ることができない。それにうまくならない。

 この2カ月で分かってきたことは、円空さんの彫り物というのは、造形的には形をデフォルメし彫りを深くするということらしいということ。これがわかってきたものの、彫りを深くするということが恐ろしいのだ。
 木彫りというものは、一旦彫ったり削ったりするともう元には戻せなくなる。だからどうしても削っていくことに抵抗感がある。だから彫りの浅いのっぺりとした顔になってしまうのだ。
 これを克服しない限り、イメージしている円空さんの彫りにはならないだろうなぁ。。。。

 顔は、作者の私に似ていると家族がいう。確かにデッサンしても自分の顔に似ると恩師が昔言っていたこと思い出す。ということは彫り物にもそれが当てはまるのだろうか?彫りの浅いのは、私の顔の彫りが浅いからかもしれないなぁ。。

 今回は、実家に転がっていた長さ20センチの角材を半分に割っての木彫り。柔らかい木だけど、節があっててこずったりもしている。最初のは製作中に割れてしまって、衣の裾がなくなってしまったり、は材から作ったものはあまりにも細くて顔の表情は思ったように彫れないし。。
 そして、さいごにほっているのは何とか彫りを深く挑戦したのだけど、どうも都度終わってみると彫りが浅い。そこで昨日もう一度深くしてみるかとやってみた。

 

 左が彫りこむ前のもの、右が終わったもの。光線の加減でかなり見え方が変わるけど、写真を見る限り彫りは深くなってないなぁ。かなり彫りこんだつもりだけど、まだ度胸が足りないようだ。
 右は、顔の彫りを深くしただけではなく、頭髪と額に彫りを入れたので、感じは変わったと思うけど。。。
 それにしても、円空さんのイメージには程遠い。


 こんない使った材料は、本当に汚い角材で、これを半分に割って使うということ覚えるためのお試しでもあったのだが、サクラの木に比べると材料が柔らかいので彫りやすくはあるけど、その分逆にもろくて。
 それでも何とか1本の角材から4体を彫りことができた。気をつけていればもう2体できたのだが、これはこの先の勉強に。。。

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この記事へのコメント
北海道のアイヌの土産ものに似ているような気がします。
怪我には気をつけて彫ってくださいね。
Posted by みりん at 2010年07月03日 19:54
そういわれると 確かに似ているなぁ。
ひょっとして私は・・・・
どこの生まれだ?
Posted by 生田生田 at 2010年07月03日 20:09
 

  
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