化石の戯言

  

　木彫りは毎日しているわけではない。最近は、料理をすることが多くなったので、その分木彫りの機会が減っている。その減った木彫りの時間も、円空さん風と官の山野阿弥陀さんの仏頭を自分の観j閣で彫りという二刀流なので、なかなか・・・・・

　つい先日までは、これまた久々に観音さんの顔を彫っていた。これは彫刻刀だけで彫るものなので木槌を使うなんてことはなかったが、今回は高さ５０センチくらいの円空仏を彫るころにした。この大きさは彫刻刀では無理なので、当然のごとくのみを使うことになるのだが、そのノミを木槌で打ち付けなくてはならない。ぶきっちょな私は、ノミをたたかないで自分の左手を戦いてしまうことが何度も。お蔭で今日はキーボードを打つのもままならないくらい左手は腫れている。

　今日彫り始めたのは、じっくりと仕上げる予定なので、完成は多分来月になるかと思う。  

  

  

　今日は、なんもすることがないのでまたボケ～～～としようとしていたけど、それではまた空虚のままになりそうなので、なんかしなくてはなぁ。。。。と　そこで、本当はやってはいけない今だけど、しょうがないとばかりに木彫りをすることにした。

　なんでやってはいけないか？実は、昨年に彫った結果左手の親指の皮が厚くなりすぎて、それが今年になってひび割れしてしまったのだ。だから、彫刻刀を使うとどうしてもそのひび割れがひどくなる。それで都市が改まってから彫刻刀を持たなかった。

　そんなことが、精神的に何もしないということへの、逆のストレスがかかったみたいで『空虚』なんて気になったんだろうと思う。
　
　今日は、10時くらいからだるまさんを彫り始めた。やっぱり左手親指が痛いよなぁ。でも、何とか割れずにそれなりに彫れたよ。
　でもなぁ。久しぶりだったので手袋をしていてもその手袋に穴が開いていた、そこに彫刻刀が飛び込んで、ちょっとけがをした。あ～～ぁこんなんでどうするんだよぉ。。。ｔって。。

　写真は、できたダルマさんです。今日に気持ちを反映しては、きつい顔してる。

  

いずれもこれまで彫ったものの端材=木っ端で彫ってます  

　娘が結婚した。
　昨夜は娘夫婦と息子家族の顔合わせを兼ねての食事会をした。

　その娘が、彼からの贈り物のネックレスを置く場所を作ってやろうと昨日半日かけて杉の木で彫ったのが右の作品。いめーじは、これまでほってきた”いのり”シリーズの延長だけど、顔の部分には目鼻を入れていない完全なデフォルメ。
　ネックレスは、前の手を合わせたような部分と頭のてっぺんに窪みがあってそこにも掛けられる。

　まぁ、これが私が娘に送る結婚祝いになってしまいそう。


　左の作品は、昔々あるところで造形の訓練のために作った鳥シリーズのうちの一つ。プラスチック（アクリル）の厚い板を切り抜いたもので、あしはハンガーの針金を使っている。
　これは、ネックレス掛けとして作ったわけではないけど、少し斜め上を向いていることで、くちばしのところにネックレスをかけることができるようになった。

　どっちを持っていくかなぁ？？  

  

　ここの所、記事を書くことが少ない理由の一つに、趣味の木彫りでかなり時間を取られているからというのがある。
　実は、ひと月前から桜を材料にして観音さんを彫っている。何せものすごく硬い材料で彫刻刀が負けてしまって週に２回ほどとがないと彫れないくらいに硬い。それに、初めてといっていいくらいに細かいところまで彫ろうと思っているから、堅いうえに細かいからとにかくなかなか進んでくれない。


　上の写真の真ん中が今彫っている観音さん。左が最初に彫ったものでかなり前になる。右はかなりやわらかい材料なので楽だったけど、・・・　今彫っている像の高さは約２１センチ。

　とにかく一月かかっているけど、なかなか仕上げに入れない。まだまだ細かいところを彫らねばならないので。。。

　それにしても、木彫りを趣味で始めるときは、円空さんの真似事のつもりだった。円くいうさんの真似事はそれなりの時間で何とか恰好は付くけど、こうした仕上げを必要とするものは本格的にするつもりなんてなかったのになぁ。
　毎度何かを始めると、のめりこむ性格は年を取っても変わらないみたいだ。  

  

　木彫りを初めて２年数か月過ぎた。最初は円空さんの真似事を思っていたのが
室生寺に行って十一面観音さんに出会って取りつかれて、円空さんではないものを結構たくさん彫ったりして。。。

　しかし、腕が伴わないから、どうにも挑戦していないことがあった。
　円空さん風でない彫り方の全身像。これまでは仏頭ばかりだったのだけど初めて全身に挑戦。
しかし、材料が堅かった。。。。高さ１５センチくらいです。
　左の写真のようにはなったものの。。
　左の小さいのは、これも初めてで目が丸いダルマさん。


　下の写真は、全身像から顔だけをアップにしたもの。結構ふくよかにはなっているけど、細かいところが彫りきれなくて、未熟さをさらけ出してます。