化石の戯言

　庭の木に鳥がたくさんやってくる。
　　この季節は木の実があるわけではないのに。

　　しかし、彼らには食卓のひとつであるようだ。
　　時間のあるときに、じっと見ていたら
　　　虫を食べているのだ。
　　　その食べ方たるや・・・・

　　虫を見つけた
　　　多くの場合は、蝶やカナブンの幼虫
　　　つまりは、葉っぱを食べる害虫（人間から見て）
　　見つけると、くちばしでつついて
　　　そして咥えて　その後が・・・
　　くちばしから垂れ下がった虫の体を
　　　木の枝に叩きつける。
　　　頭を左右に振って、木に打ちつけるのだ。
　　　残酷ですねぇ。。
　
　しかし、人間はもっと残酷だな、
　　　殺すことを前提に　飼育するのだから。

自然界は、リサイクル。命のリサイクル。
　　
　　　  

　今朝の沙羅双樹は　１１輪　開花


　それにしても昨朝の開花の残骸
　　多くは土に落ちているが
　　しつこくしがみついているものもいくつかある。

　栄華を極めたものが、
　　その座を追われているのに、
　　いやだいやだと　ダダをこね
　　　その座にしがみついている様を思い描かせる。

　いろいろな栄華を極めたものの凋落を見てきた
　　自分自身が一面そういうところがあったのかも知れない。
　　こうした　沙羅双樹の花の落ち方を見て
　　　わが身の過去の反省と・・・・・