2016年10月11日

仏さんに惚れ込んで。。。10 羽島市中観音堂 鬼子母神

 仏さん、ここでは仏像のことだけど、に惚れたと言ってもとにかく心底本当に惚れ込んだのは3躰(中宮寺の半跏思惟像、法界寺の阿弥陀如来、室生寺の十一面観音)で、そのほかとなるとかの3躰に比べると仏像には申し訳ないけど、そこまでの思い込みではない。でも、好きなものは好きで、多くが出会った時にショックを受けている。

 今回の岐阜県関市にある中観音堂の鬼子母神は、その好きな部類の仏像である。中観音堂を訪れようと思ったのは、円空仏のたくさんある寺として一度は見ておくべきところということが一番で、そこにどんなものがあるかという知識はある程度はあっても模刻まで考えているもはその時はなかった。ただ、いって本物に接した時に、模刻しようと思うものがあるかもしれないという気持ちはある。
 中観音堂の中に入って、一通り見た時に、「ん??円空さんらしからぬ仏像がある」と思ったものだ。それが”鬼子母神”だったのだ。

 鬼子母神は、東京ならそんな地名があるからある程度の知識はあるかもしれないが、この名古屋の近くでは「鬼子母神ねぇ・・・」と言った印象になるかもしれない。それは私だけのことなのだろうか?
 鬼子母神のいわれとかなんとかは一切関係なく、その像に出会った時は、とにかく円空さんのいわゆる荒々しいのみの作風がないのだ。ということがいちばんの印象だったのだが、ただ、あのふくよかで、心から安心して接することができるという印象が、私を虜にした。と言ってもなんども書くがあの3躰には・・・・

 とにかく惚れたのは確か。模刻する対象にその時即決めたのだ。
 そして最初は小さいものを、そして次にちょっと大きいものを、そして最後に像高40センチくらいのものを彫り上げた。それが上の写真だ。どう見ても円空仏ではないなぁ。。。。まぁ、衣にそれらしきものはあるかな?でもなぁ。。。。。
 円空さんは、全部で12万躰の仏像を彫ったと言われているが、この鬼子母神は関市中観音堂の1躰だけなんだよなぁ。なぜこのように作風の違う仏像を、それもただ1躰だけ彫ったのだろうか?聞いて見たいものだなぁ。。。

 本物は、ほぼ等身大でロウソクのすすなんかで黒く、日焼けして茶色くなんているが、私の彫ったものはいるそんな色になるのやら。。。。

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この記事へのコメント
慈悲深い優しいお顔…
丁寧に彫られてますね***
美しい木材ですが
木の種類は何でしょう?
立体は難しいので、平らな物しか彫ったことがありません
Posted by ナナ at 2016年10月11日 23:25
材料は、ヒノキだと思います。
いただいたものなので不確かですが、匂いがヒノキでした。
私も最初はこんな立体物を掘ることができるようになるとは
思ってもいなかったのですが、慣れてくると大きなものを降りたくなりました。
今では大きな丸太が手に入らないかとさえ思うくらいに。
平らなもの?板ぼり、レリーフの方が難しくないですか?
Posted by 生田生田 at 2016年10月12日 09:54
ヒノキですか!
木肌が美しいはずですね~*

レリーフは、彫りたい絵をトレーシングペーパーとカーボンを使って写してから彫るので
何とか彫れました…それも木としては、柔らかい朴の木で(^^;)
Posted by ナナ at 2016年10月12日 11:09
朴木ですか・・・
柔らかくていいですね。あれの塊があったr、仏像彫って見たいと思ったこともありますが、
何故か板ばかりで。私の認識不足かなぁ?
Posted by 生田生田 at 2016年10月12日 16:30
 

  
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