2016年10月20日

2016年9月 高山・平湯・上高地の旅 10 明神池 父の思い出

 上高地の明神池にやって来ている。雨の中を大正池から河童橋まで歩き、そこで雨が上がっていなかったら諦めたと思う明神池。雨が上がっても、河童橋と明神池を往復するのは結構私にとっては冒険なのだ。何せ日頃歩くことが少ない、だから往復3時間あまりの歩きができるのか?本当に冒険なのだが、雨が上がったことは、どうしても行かねばならない。前にも書いたけど、雨が上がったのは「おいで」といっているのだ。それに応えねば。。。

 なぜそんなにこだわるのか?実は、私の実の父親の思い出の場所なのだ。私は実の父親は写真でしか知らない。その写真の一枚に明神池と思われる池をバックに撮ったものを見た記憶がある。それを見たのは中学くらいだからもうかれこれ60年になるが、あの写真は忘れることはできないのだ。私にしてみれば宝物なのだから。その写真は、母親が保管していた。再婚してからは表に出ることはなく、今は家内が保管していると思う。私は養父がなくなるまで実父のことは話すこともなかったし、話すことはできなかった。数年前に養父が亡くなってやっと大ぴらに話すことできるようになった。
 それからは、母親方の伯父からは実父の使っていた実父のサイン入りの英語の辞書をもらったり、実父方の叔父からもそれなりのアクションが多くなった。そして、私の頭の中にはいつかあの写真の場所に行くのだという思いが募っていたのだ。
 やっと念願叶った上高地だが、雨男のおかげで断念寸前だったのだが、それが雨は上がり太陽も顔を出すこともあるような天気になったのは、父親が「せっかく来たのだからよって行け」と誘っていると思えたのだ。これにはやはり私としては応えねばならないだろう。
 応えるために強行。家内は大丈夫かという顔をしているが、私は頑張るといってやって来た。

 確かにここまではきつかった。それでもやって来たという達成感があり、気持ちのいいものだ。

 穂高神社奥宮の関所を通って、池に向かった。しかし、もう90年にもなろう昔と景色はかなり変わっているだろう。同じ場所を探すなんて難しいと思いながら、池の周りをあちこち歩いた。そして、多分ここではないかという場所に来た。 


 上の池の俯瞰写真に示すように、私の撮影したのは池の中央あたりだが、父は右のほう移動した、角度で言えば30度くらい移動したあたりではないかと思うのだ。残念ながらそちらには行けないので確認のしようがない。記憶ではもう少し高いところから撮っていたともうが、今日は雨上がりで水かさが多いかの知れない、水の中の枯れ木はもっと多かったと思うが、90年近くも前の通りではないだろうし。。。。。
 とにかく、私は、この場所に来て感無量である。やっと実父と思い出として共有できるものを持つことができたと。

 そして、ここでこのあと私としては新たな思い出を持つことになった。

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 トップの写真は、我が家の庭で、鳥達につつかれ実もなくなり枯れ果てた柿の枝です。人生も同じで、仕事仕事で突き回されてここまで来て、落ち着いたら、だんだん枯れていくんだという思いです。  
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