2016年11月23日

仏さんに惚れ込んで。。。32 東寺 大日如来

 京都の東寺、正式には教王護国寺は世界遺産でもあり、有名すぎて解説するなんてのはおこがましいですが。。。
 解説するつもりはありませんが、印象だけは書かせてもらわねば。。
 当時には何度言ったかな?記憶では木美術研究旅行で入ってない等な気もするが。。。行っているかもしれない、行っていたとすると余程記憶に残るだけのものがなかったということになるかと思う。だいたい50年も昔の記憶に残っているということは、かなりなショックがなければならアナいと思うのだ。20代での古美術への思いと、70代になってからの思い出はかなり違ったものになっているだろうから、当事記憶に残っていない可能性はかなりあるかと思う。
 ただ、わたしの仏像に関する思い出に残るショックとなったものは、中学校の時が一番だったかもしれない。中宮寺と薬師寺でショックにあってそれから次のショックはもう50年近く後になってしまったのだ。その間何を思っていたのかと自分でも不思議に思う。

 東寺の仏像群、正式には羯磨曼荼羅(通称・立体曼荼羅)は弘法大師空海が眞言の教えを衆生にわかりやすく表現するために編み出したものだと聞く。この眞言の教え自体が、兎に角難しいものなのだろう。佛教ってこんなに難しいものと思わされることのようだが、底までしないと仏は衆生を救うことができないというのだろうかと疑問にさえ思うのだ。
 まぁ、難しいからわかりやすいように視覚表現してくれたんだと思うのだが・・・

 この曼荼羅の中央に座するのがわたしの苦手な大日如来である。眞言の教えでは、この世界(仏の宇宙)の中心は大日如来だとしている。わたしの過去の教育の中には眞言は出てこなかった、だいたい浄土教の中で育っているから阿弥陀さんくらいしか登場しなかったのだが、眞言の寺に行ってそこでは杰mて大日如来に接することになる、しかし、それはわたしにとってはただ単なる違和感でしかなかった。
 なんやら変な印を結んで(昔の時代劇で忍者がやるやつだ)、威張った顔して、キンキラキンの宝冠つけて。。。仏さんって親しみを感じるものと思っていただけに、違和感だよなぁ。。。

 記憶にある東寺の拝観は、じつは数年前、とっても15年くらい前になるかな。一人で京都に行って東寺でも行ってみるかと出かけて、講堂に入り込んでびっくり仰天、圧倒されてしまっていたためれなくなったのだ。これがショックでなくてなんだ。。。
 ショック、ショック、兎に角たくさんの仏が、しかもかなりでかい仏がいっぱいわたしを見下ろしているのだ。正直恐ろしく思ったものだ。
 実はもう一つの大ショック、曼荼羅のデカさのショック以上にのショックは、阿弥陀如来が隅っこにいたこと。最初はどこに?と思ったくらい。わたしの仏の世界の真ん中は阿弥陀さんだった。それが隅っこに・・・・これがショックでなくて。。。
 左の写真には、手前が阿弥陀如来で奥の上の方に大日如来が鎮座しているのだ。

 それが記憶に残る最初の曼荼羅の中の大日如来との出会いでした。それから2回訪れているが、2回目の一人で行った、確か五重塔の中を見ることができるという時だった。その時にも講堂に入ったが、その時は最初とは全く違った印象になっていた。立体曼荼羅も威圧感なくあ見ることができたのだ。なぜそうなったかはわからない。ひょっとしたら、心に受けて耐えられるものができた?まさかぁ。。。。。。。。

 この大日如来は、創建当時のものではないと聞く。一度火災で焼失したので江戸時代の仏師・康珍が作ったものが今のものだと。それにしても全体のちょうっを崩さない作りになっているなぁと、おもうのだが、ひょっとして他のも同じ時代に作り直し?仏師の資料が見つからない・・・・いつか探し出そう。

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