2017年01月19日
仏さんに惚れ込んで。。。45 関市 高賀神社 十一面観音
関市の山奥にある高賀神社、なん年前になるかなぁ。夏に行ってきました。ちょっと距離があったって記憶です。ここでも鮎食べたいなんて殺生なことを言ってましたが、残念ながら鮎料理はどこもかしこも満杯で断念した記憶が残ってます。
この高賀神社の円空仏は、円空記念館に収まってます。結構たくさんあってしかも力作と思うものも多く。ぜひ一度現物を見に行かれるといいかと思うところです。
たくさんあって、と書いたものの、歳のせいで記憶になかなか残ってくれなくて、この十一面観音だ一番しっかりと記憶に残っている。
それは、その年、8月の終わりころからだったかともうけど、たまたまいただいた材料を見た時に、「オォコレで十一面観音さん彫れるゥ」とものすごく喜んで、即模刻に入ったのです。なので余計に印象にk¥残っている。まぁそれだけでなく、実は同じ材料で丸太を半割りにしたので、もう一体同じものを彫っているんですね。造形的にいい顔しているなぁなんて思ったからでもあるんですが。
トップの写真は、これでセットということらしいのですが、向かって右側は善女竜王、左は善財童子ということで、なんでも1本の木を三ツ割にしてそれぞれを掘り上げているのだとか。私も同じことしてたらよかったのにねぇ。。。。
まぁ、私の悪い癖で、好みのものをいくつも彫ってしまうというところが災いしてますね。
円空さんの場合、だいたいが薄っぺらいものが多く、この十一面観音もかなり薄っぺらくて、ごく当たり前の11面館のあのぐるっと取り巻く顔は惚れないので、正面jに向いて11面を彫ってます。(他にもありますが)
まぁ、模刻するときは楽といえば楽ですが、でも顔が小さいし、正面虹10の顔並べるのは結構大変でした。
左が本物 右が私の彫った贋作
この下の円空さんの十一面観音は、素材がねじれているからでしょうね、s騎士の寺の技芸天よろしく腰をくねらせてます。こればかりは真似するのは難しいのでやめました。
左の写真は私の模刻したものの全身です。やはり円空さんの本物の味は出せてないので、お恥ずかしい限りですが、いつか力がついたら、また挑戦して見たいとは思いますが・・・