2022年10月09日
ドラマ「Silent」初回を見て聴覚障害者の私が思ったこと
これは
テレビドラマの人間の相関図
公式ページから拝借
Silent というタイトルから
多分に聴覚障害者の話と思い録画しておいて
それを後日見た
高校生時代の友人、恋愛関係の
後日談らしいのだが
その高校卒業から現時点に至る経過が
おそらくこれからの話の中乗り込まれると思う
が
なぜ主人公”青羽紬(川口春奈)”と
彼女の想い人”佐倉想(目黒蓮)”
この二人の関係が
突然切れてしまう
その理由がわからず悩んだ主人公
そお二人が
偶然の出会いで再会
しかし 佐倉は手話で捲し立てて
手話のわからない青羽紬は困惑
いろいろ感想はあると思う
人それぞれの立場、環境で
このドラマのシチュエーションを捉えて
この主人公の元の想い人 佐倉は
HPからの情報では
遺伝性の難聴で聴力を失ったらしい
聴力を失うのが
私と同様に成人ごということ
(ただし年齢にかなり差があるが)
聞こえていたから
会話ができていたが
聴力を失って
話すことができても
聞き取ることができない
この状態は私はよく理解できる
現実その状態の中にいるのだから
この佐倉想なる人物は
手話を取得している
ここで違和感を私は感じた
手話というのは
聞こえない人に向けて
話しかける手段
話すことができる人間が
手話で話す必要は
相手が聴覚障害者でなければ必要ないのだ
それがドラマでは
佐倉は青井に向けて
手話で捲し立てている
とんでもない違和感
ひょっとして
話し言葉も失ったのだろうか?
初回にはそれは出てこない
2回目の予告にも書いてない
聴覚を失っても
話す能力は無くならない
これは私の場合だけど
なぜ手話で捲し立てたのだろう?
話し言葉で話し
聞き取りは筆談ですればいいのだ
今ならスマホで音声文字変換も可能なのだ
この辺りが
この先このドラマが解決してくれるのか
楽しみであり
逆に心配でもある
主人公の想い人が
なぜ手話を選んだのか
それは絶対に知りたい
なぜ筆談ではダメなのか?
これも知りたい
ちなみに
私は人の話の聞き取りができなくなって
もうじき4年
手話という選択肢はなかった
年齢的に習得が難しいという思いと
周囲に手話を知る人がほとんどいない
ならばと
筆談と音声文字変換を選択している
私は話すことには全く問題はありません
ドラマの障害者はどうなんだろう?
現時点で聴覚障害者本人として
このドラマをこの先も見続けます
そして
いろいろ意見を書くことになるかも
春のドラマ”ファイトソング”のように
周囲も含めて
前向きな環境になっていってほしい
と思っている
期待を込めて
Posted by 生田 at 12:04│Comments(0)│TrackBack(0)