2008年01月09日

京都の思い出 伏見3

 寺田屋を出て伏見の中心部を抜けて丹波橋まで歩くことに。
 
 そんな思いであるものの、正直、真夏の暑さはかなりこたえる。やはり、春か秋に来るべきなのだろう。しかし、そうなると今度は人ごみの可能性も出てくる。

 寺田屋を出て少し西に行くとちょっと広い通りに出る。ここを右折して(北に向く)次の信号交差点が、日本の市電発祥の地ということだ。ここから京都市内までチンチン電車が走っていたということらしい。(ひょっとしたら明示村を走っているあの電車かな?)


 写真の左の電柱の袂にある石柱がその位置を示すものだと思った。しかし、いろんなものの跡地がかき消されていく。時代の流れとはいえ、こうしたものにこだわりを持つ人には耐えられないものだろう。
 私などは、あまり歴史にこだわりを持つことはないが、こと自分のものとなると、その形がなくなることにはかなり抵抗を感じる。会社を清算するときなどは、勇気がいったものである。自分がしてきたことの形跡を抹殺するわけだから、涙物だった。今でも、いろんなものが家の中にたまりすぎるので、処分を余儀なくされるが、シュレッダーにかけたりするときは、自分自身を抹殺するように思えてならない。
 (話がそれすぎた)

 この道を右折して歩いていくと、酒造メーカーの記念館があったと思うが、なんとなく入りづらくてやめてしまった。そして、朝食をしていなかったので、腹が空いたことに気づいて、食べるものがあるところを探した。名古屋のように喫茶店がたくさんあるところではなく探しにさがして結局、京阪の伏見桃山駅から西に伸びる商店街の中の外資系のチェーン店(名前を忘れた)に入り込んで、コーヒーとパンの朝食を取った。

 しばしの休息のあとで、以前こ地図でこの辺りを検索したときに気になった「源空寺」という寺を探した。源空は、親鸞の師匠である法然の僧名、なぜここでその名が存在するのかとちょっと気になったのだ。何とか見つけて中に入ってみた。



 小さい寺である。商店街から少しだけ北に位置しているが、それだけのことで静かなたたずまいである。時間があれば、じっくりと診たり、出来ればお話でも聞くといいのだろうが・・・

 さて、ここから北に向かって丹波橋まで。頭の中で描いていたところとはかなり違ったところだ。とにかく日差しが強く、それをさえぎる建物もなく、しかも見るべきものもなく、ただただ丹波橋まで汗をたらたら流して歩き続けた。
 京都は、本当に北へ行くのは「上がる」をここでもいやというほど体験させられた。なんとか近鉄丹波橋にたどり着き、電車に乗ったら、クーラーでかいてきた汗がものすごく冷たく感じられたものだ。

 この3回に分けて書いた伏見散策コースは、お勧めしません。
 お勧めするなら、中書島から伏見桃山の間に去るのがよろしいかと思います。

 

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 トップの写真は、我が家の庭で、鳥達につつかれ実もなくなり枯れ果てた柿の枝です。人生も同じで、仕事仕事で突き回されてここまで来て、落ち着いたら、だんだん枯れていくんだという思いです。  
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