2008年02月12日

古時計

 実家に帰ってしなければいけないことのひとつに『ゼンマイ=ねじ巻き』がある。何の『ゼンマイ』かというと、もう50年以上休みなく動き続けている古時計のだ。
 「大きなのっぽの・・・」の歌にあるような大きなものではないが、柱時計と通称いわれるタイプのもので、振り子のカチカチがいつも聞こえる。記憶では8日巻き(8日に1回巻く)だったかと思うが、実はもう8日過ぎてしまったのだが、遅れ遅れでも動いている。ついさっき、時刻を知るのに見上げてTVの番組とずれているのに気付いて、ねじ=ゼンマイを巻いてやった。
 振り子が元気になり、チクタクの音もしっかりとなった。
 
 この時計、「Aichi Tokei」の刻印がある。今この会社は電子関連メーカになっているはずの、『愛知時計』ではないかと思う。
 名古屋は、昔は時計メーカーがたくさんあった。小学校の友人の家も確か時計を作っていたと思う。昔の置き時計や柱時計は、必ず木材を使った木製のもの、そういった材料がたくさんそろえることができたことが、メーカーがたくさんあった理由と聞いたような気がする。
 長野県の諏訪湖付近は精密なものへと移行していっているが、名古屋は腕時計のような精密なもは少なかったのだろうか。今はどこの参加になったのか「タカノ」という腕時計メーカーがあったように思う。私は、その腕時計をしていたのだが、狂いが少ないことが自慢だった。

 実家の柱時計だが、この柱時計、私が小学校の頃に買ったもののはず。たとえば5年生10歳だったとしても、もう50年以上経過したことになる。修理に出したということを聞いたことがないので、おそらく買ってからず~~と動き続けているのだと思う。
 この時計の欠点は、時報というか予期を知らせるのが30分単位だということ。私の今寝ている部屋にあるから、夜中でもかまわず鳴る。なれないと30分ごとに目を覚ますことになる。
 昨年泊り込んだときは、うっかり時報のぜんまいを巻いてしまったので、困った困った。ゼンマイをゼロにすることができないタイプらしいので、致し方なく音の出ないようにハンマーにティッシュペーパーを巻きつけて音が出ないようにしてしまった。今回はその経験があるので、時報のほうのぜんまいは巻かずにいる。

 しかし、古くなったとはいえ、昔のものはしっかりと動くものだなぁと感心するばかりである。

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この記事へのコメント
古時計。僕の家にも昔ありました。
そういえばいつの間にかなくなっていました。
どこかにしまってあるのかなあ。
実家に帰ったら探してみようと思いました。
Posted by kodds at 2008年02月12日 00:59
Koddsさんのご実家で
 古時計が見つかるといいですね。
 古いものは、本当に温かみを感じるものが多いです。
Posted by 生田生田 at 2008年02月12日 07:08
こんばんは。
時計ですか、古いものといってもまだ昭和の時代のものはまだ使えますよね。
ただぜんまいで巻くのはいまの便利時代
おっくうかな?ゆっくりとした時間が流れているならいいけど・・・・腕時計のぜんまいで回すのが2個ほどあります。
Posted by 花 at 2008年02月12日 20:19
時計に限らず
 唱和の時代に作られたものって
 結構減益で動いているかもしれない。
 私は、腕時計はよく落としたので
 壊れたものはいくつかあるかな??
Posted by 生田生田 at 2008年02月12日 21:14
 

  
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