化石の戯言

　老人保健施設を見に行ってきた。

　老人ホームとは違う、病院とも違う。年をとった人が社会、生活復帰を目指してリハビリを主体とするところであると教えられた。大体の滞在期間は３ヶ月をめどすると。
　要介護の認定を受けていることが前提なのだろう、費用は介護保険から出るので自己負担での施設内での生活費は、おおむね１０万円強ということも知った。
　思っていたよりも少ない金額で施設内での生活が出来るわけだが、利用する本人がどのくらいの満足度を得られるかは、やはり本人でないとわからないだろう。

　病院ではないので、医師が夜間は常駐していないから、なにかトラブルがあると提携病院への搬送ということになるとも聞いた。つまりは、重症者の入所は難しいのだろう。

　今日はたまたまひな祭りで、施設内でのイベントがあった。説明を受けている最中にやっていたので、内容までは見ることは出来なかったが、なんやら歌を歌ったりして結構皆さん楽しんでいたのだろう。
　逆に、こうしたことの楽しみくらいにならざるを得ないのかもしれないのだ。

　施設の人からではなく、既に退所した人から聞いたことだが、個室もあるが退屈極まりないということもあるようだ。やはり、４人部屋が一番いいようなことも。とはいえ、見知らぬ共同生活は、難しい面もある。利用者がどこまで満足出来るか。。。。。
　
　いずれ、お世話にならないとも限らない施設を見て、私はその時どうするんだろうと、ふと考え込んだ。考えてもしょうがないことでもあるのに。。。。。