化石の戯言

　ここのところ茨城と岡山で無差別殺人が起きた。

　どちらも犯人は『誰でもよかった』という。

　こうしたニュース報道は、どこかで止めないと、事件の連鎖になると思うのだ。
今回の岡山の事件は、ニュースでは茨城の事件に触発されているように思えるのだ。過去の無差別殺人事件も、ニュース報道による連鎖反応が見られるというのに。
　今見ているＴＶでは『模倣犯』といっている。

　報道側は、『知らせることの責任』『報道の自由』をかざす。
　しかし、そこにはその報道のもたらす影響は考えられているとは到底思えないのだ。報道関係者には、ちょっと考えて欲しいと、私はかねてから思っているのだが。。


　それにしても、どうしてこうした世の中になったのだろう?

話は変わるが、
　『心神耗弱』による殺人の『無罪』判断。
　　人を殺しても、責任が問われないという。精神的な問題があったとしても、そこには殺してしまったときには、責任は問うべきだろうと思う。無罪として世に放つことは、いかがなものだろう?
　裁判員制度が近々始まるが、こうしたことはどう判断されるのだろうかと、心配が増幅していく。

　『心神耗弱』などの犯罪の責任の取り方は、その問題がなくなるまで、施設でくらしてもらうことではないのだろうか？無罪として世に放たれることは無いのだろうか?
　こうした結果の報道がないのはどうして？