化石の戯言

　病院へ行くために　いつもの時間の移動。
　とはいえ、バスも地下鉄も日曜ダイヤなので、いつも通りにはいかない。

　バスも地下鉄も土曜日と打って変わって空いている。でも、地下鉄の駅には中学生がいっぱい。何かのクラブの試合でもあるのか。その中学生が、エレベータで下に下りる。若いんだから歩け!!　そいつら、降りるついでに私が乗ろうとしたら、何をどう間違えたのか、乗る寸前でドアを閉めおった。なんとは締め切る手前で開きなおしたが、『ごめんなさい』の一言もない。しつけだねぇ・・・・

　地下鉄、若い人や年を召した人いろいろ、年を召した人がきりっと座っているのに、若い人が居眠りをしている、ひどいのは舟をこいでいる。お若いのに、どうしたのだろう、体力ないの?

　
　今日は、父親が寝不足だったらしく、話す言葉に力がない。ただでさえ聞き取りにくいところに声が出ないので、はなはだ困った。看護師さんに代わって聴いてもらって通訳をしてもらう。老々介護はこんなものなのかと、自分でいらだつ。
　オムツの交換などで体を動かされると、体力を使いらしく、ちょっと長い時間力が足りなく声も出なくなるようだ。何とか顔の表示や手の動きで、意思を読み取るように努力はするが、なかなか読み取りも難しい。父親もイラついているようだが、イラつかせると体力使うので、これも困ったものと私が思うこと。


　いい天気。サングラスをかけると、まるで無も一つないように見える。でも、うっすらと雲がかかっているようだ。今日は十五夜。きれいな月になるといいのだが。