化石の戯言

　１１月３日　夜７時からTVで長門・南田夫婦のドキュメンタリーが放映された。
　　題名は『失われ行く妻の記憶』です。

　奥さんの、南田洋子がアルツハイマーになっているとのこと。記憶がだんだん薄れていく、つまりは、記憶に残らない、残ったものも消えていくわけで、今日の出来事も明日が覚えていないのだろう。
　
　どちらかといえば、旦那の長門裕之の方がそうなるかと思っていたのだが、現実は逆になってしまった。人生はわからないものである。

　病院の名前が「浴風会」と書いてあった。
　そういえば、この病院の名前は記憶がある。私が学生時代に住んでいた荻窪の南のほうに『浴風園前』というのがあったはず。今は、感情８号になっているが、４０年前はまだ環８はなかった。片側１斜線の細い道だった。それに、田舎だったよぉ。少し南にいけば畑ばっかりだったものなぁ。。
　いい環境のところだと思います。

　それにしても、芸能人というのは、こうした病になってもTVに顔を出さねばならないのだろうか？普通、意識があれば、断るかなぁ？しかし、本人としては、いまだにTVに出演するという気持ちで出ているのかもしれない。
　社会への啓蒙にもなるかとは思うが、施設に入ればそれなりに金がかかる。芸能人としての生活を維持しながらの療養生活となれば、こうした形のギャラ獲得もありうるのか。逆に言えば、一般人から見ればうらやましいのかもしれない。