2009年09月26日

伊勢湾台風 その日と翌日

 今日は9月26日 伊勢湾台風から50年目、奇しくも同じ土曜日である。
 当時の私は、高校1年生。まだ先の世なんて自分の人生が思うとおりにすんなりといくと思っていた頃。 そして、前期期末試験の最中だったのだ。(高校が2期制だったのです)

 当日は、夜に惨劇が起きるなんて誰も予想していなかったかに思う。
 当時の土曜日は、今のような休日ではなかったから多分午前中は試験をして帰宅してから家で勉強でもしていたのかと思う。
 夕方になって、父親が帰宅して、台風に備えて、雨戸を閉めて板を釘付けして窓を封鎖した。かなり遅い時間になって、どうしても補強が必要と言うことで、父と外に出た。
 そのとき、かぶっていた帽子が飛ばされたのだが、風で道路に押しつけられ遠くに飛ばなかった。未だに、何故と思う位風が強かった。そして、南の空で、イヤ空だけでなく指呼し高いところで風が待って火花を散らしていたのを覚えている。
 その時刻は台風最接近の2時間位前だったのだろうか。。。

 家はかなり揺れた。自宅は風をまともに受けたら潰れると以前から思っていた。対分の進路によっては最枠のことになるかもしれないのだが、名古屋の西を通ってきているとは当時の予報にはなかったのではないかと思っている。(最近の新聞では、予報されて多様に書かれているが)
 夜中に、台風が通過するまでの間の恐怖は、実は記憶にない。 自分でも ん???? ただ、万汁もしなくて通過を待ったことだけは確かだ。

 台風が通り過ぎ、静かになってから多分熟睡したのだと思う。

 翌(日曜日)朝起きて、我が家が潰れていない子に安堵。そして、被害はなんととたんが1枚飛ばされただけですんでいたのは本当に奇跡としか言いようがない。
 外はどうかと、通りに出て行った。猿子橋の中川運河の景色が変わっていた。橋の横がなにやら見晴らしがいいのだ。近所の人たちも出てきてざわざわしている。最初は何が起きたのか分からなかったが、当時木造だった倉庫が潰れていたのだ。完全にぺしゃんこになっていた。
 そして中川運河にはたくさんの金魚が泳いでいた。まさか弥富の金魚が流されてきているとは思いもしなかったのだが。そして、近くの運河から遠く離れているところが完遂していた。
 中川運河の近くは、特に橋の近くは盛り上がっているので完遂の心配は少ないが、橋と橋の間、小栗橋と縁故橋の間なら運河神社の辺りは一番低いところだが、この辺りは多分高潮のせいだろうが、完遂した。

 電気が止まっていた。だから何も分からない。名古屋やその西の惨状などは全く知らないでいたのだ。
 それからずいぶん長い間停電が続いたような記憶だが、炊事はどうしたのかな?ガスや水道が止まった記憶はないから、炊事だけは出来たのかもしれない。

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