2010年07月25日

イ・サン 第49回 新たなる敵

 先週はほとんど見ることができていないので、筋が少しわかりづらいところがあった。何とか想像しつつ見たのだが…

 王=イ・サンから辞表提出をせまられた重臣の多くが所属する派閥老論派(のろんは)が巻き返しを図るために、もとその派閥の長であったチャン・テウを担ぎ出し、王に考えが間違いであり改めるように迫る。しかし、これに乗らない王の返事に対し、チャン・テウは科挙の試験を受験するなと儒生たちに通達を出す。こうした新しい反勢力が出てきた。

 実際問題、王命よりも一儒者の命令が巷に有効という筋書きがいまいち理解しがたい。これはそれだけの儒教思想の徹底されている韓国のこの時代のなせることなのかもしれないが、どうも矛盾を関してならない。
 なぜならば、これまでのドラマの筋では、目上の人間に服従、先輩に服従、身分の高いものに服従がいわれ続けているのだが、それならば最高の位にある王名を超えることができるのかという疑問が出てくる。
 男女の身分差も矛盾がある。母のいうことは、王であっても逆らうことができない。。。これと同じように、王は儒者のいうことを聞かねばならないとなると、社会秩序は、めちゃくちゃになってしまうだろう。現実ドラマの筋はめちゃくちゃになっている。

 王=イ・サンの側室に孝懿(ヒョイ)王妃はソンヨンを押すことを決め、図書署へ出向き、ソンヨンにその意向を伝えるが、大きなうわさとなっていく。その噂をソンヨンと同じ屋根の下で暮らす幼馴染のパク・テスが知り悲しむ。ソンヨンが帰ったところで、「イ・サンを追うことをあきらめろ、おれではだめか」とソンヨンに胸の内を明かす。
 ソンヨンは、王への気持ちと、現実にその願いの難しさとテスの気持ちに心がお菊揺れ動く。
 
 妃の選考には、イ・サンの母・恵慶宮(ヘギョングン)はホン・クギョンの妹を差し出すようにとホン・クギョンに伝える。こうして、またも女の面でも争いが始まりそう。

 ドラマの筋書きとしては、いろいろ考えているようだが、本当の儒教思想からありえたことなのか、側室は田茂からでもありえたのか?
 日本では、妃は別にして、側室などは身分を阿部る為に養女、養女を繰り返して身分を上げていったのだが。。。。。

 来週も、この二つの戦いが筋のようだ。

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