2011年04月15日

ガン受告激励京都旅行 その2 法界寺


 この法界寺に関しては、過去に何度も書いている。毎年必ず一度は来るようになってもう10年以上になる。そして毎度来るたびに何か違ったものに出会う。
 今回は、先回書いた桜の木を見ることになった。これまでも気づいていたかと思うけど、季節が違ってこんな桜ではなかったような…・

 この寺のことを改めて書くと、親鸞が生まれたといわれている寺である。私は、この点には疑問をもっているものの真宗教団ではこの地が誕生の地となっている。


 これが山門というか入口の門。国宝が複数ある寺にしてはひっそりと地味な門。この辺り息子たちは不思議に思ったらしい。(無理もない、こういう小さい寺にはよほどの興味がないと来ないだろうから)
 写真の奥の方に見えるのが阿弥陀堂で屋根が桧皮葺で、今改装を目指しているものの材料代がとてつもなく高価だし、入手が難しいので、なかなか改装に至らない。そして門の中の左に見えるのが桜の木だ。
 
 家族そろってご住職が開かれた阿弥陀堂の中に入っていく。久しぶりにご住職の話を聞く。何回かは聞いているけど、私だけのときには最近は私に好きなようにしないといわれているかのように住居の方に戻られることが多い。しかし、今日は、いつになく拝観者が多く、それも初めての方のようなのでご住職の説明がある。息子二人は初めてなので聞き入っていた。

 説明が終わってから、みんなそれぞれ好きなようにこの方丈の中を歩いてみるのだがが、息子や娘が私が驚くくらいに鈴をならして手を合わせ深々と頭を下げていた。ひょっとしたら私の健康を祈っていてくれたのかもしれない。

 この阿弥陀堂の外回りの東の廊下の天井にはものすごく古い駕籠が天井から下がっている。いつ後のものなのか聞いてはいないがかなりとにかく古く、着始めたころはもう少し形をなしていたが、今回見たらもうじきばらばらになってしまいそうで、ちょっと残念な気持ちだ。

 阿弥陀堂を出て阿弥陀堂の右手(東に鐘楼があるのだが、この鐘楼の前にボタンの花(この記事のトップの花)があるのを見つけた。これまでには気づかなかったことだ。
 この鐘楼は秋に来ると周辺が紅くなるので、またかなり違った風情になる。とはいえ、ここを訪れる人のどれだけの人がこの鐘楼に目を向けるだろうか?国宝の横の小さいくひっそりとした建物には目が行くことは少ないかと思う。

 この鐘楼の南にあるのが薬師堂で、一般にはこの寺は乳薬師として有名で、寺の本尊としての薬師如来が安置されているが、秘仏で指定日しか開帳されず、私はそうした日には訪れたことがなく薬師如来にはお会いしたことはない。


正面が薬師堂で左に一部見えているのが阿弥陀堂

 

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この記事へのコメント
おーここは!
行った事ないです。
寺めぐりは心が落ち着きますね。

私もたまには、ぼーっと一人旅にでもいきたいものです。
Posted by みりん at 2011年04月15日 21:47
ちょいと交通の便が悪いし。。。
でも、たくさん押し掛けて荒らされるのも。
しかし、ここの仏様は見ているだけで落ち着く。
Posted by 生田生田 at 2011年04月15日 22:35
 

  
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