化石の戯言

　また国会の茶番劇に怒りを覚える。

　昨日提出された「菅内閣不信任決議案」の審議が１時半から始まって、延々と賛成反対の意見が述べられて、３時少し過ぎに採血の堂々巡りがあった。そして大差の否決である。

　民主党の小沢一派が賛成に回るといってたのが、午前中の菅総理の「震災被害、福島原発の処理が落ち着いたら退陣・・」の表明で一転したのか、反対に回って（それにも造反したのがいたけど）その毛鹿野大佐になった。

　こんなことをしていると復興支援の法案決議が遅れるだけだろうに。いまどき政権争いをしているのには頭がおかしいとしか思えなんだよなぁ。
　賛成の意見表明で、『リーダーシップがないから復興関連を任せることができないのだ』というのがあった。復興支援のために超党派の内閣組織を作ろうということに参加もしないで反対だけしてきて、ねじれ国会をいいことにただただかきまわしているだけの自民党には困ったものだと思うしか。
　また、民主党内でも、一時はここでも「リーダーシップのある・・・」という話で賛成に回ろうとしていたわけだけど、みんなで担ぎあげた党首をここで信任できないとなれば、「１年前に何で選んだの？」ということになるではないか？
　この際に政権をひったくろうとする、言葉は悪いが”火事場泥棒”的な考えでしかなかったように思う。

　何とか、否決はした。否決されたのなら、これで野党も協力して、震災復興、日本の立て直しをするのが今の国会議員の役目ではないかと思う。

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　今回の決議で可決されて、国会が解散になっても、国民の多くが賛成に回った議員には疑問をもったことだろう。こんな茶番、国民を忘れた議員は国会にふさわしくないと。