2011年06月09日

”おひさま”と母の思い出

 最近朝ドラのことをかいていないけど、どの朝ドラもきっちり見ている。

 今の朝ドラ”おひさま”は、現代から主人公”陽子”(若尾文子)の戦争中の思い出の若いころ(井上真央)の海藻という立場で進んでいる。戦争中、それの昭和18年、まさしく私が生まれた年だ。私の母はこの時23歳だった(ドラマの主人公より2歳くらい上になるのか)。父は21歳。(実の父親です)
 そして、父はこの年ドラマと同じように出征した。そしていまだに帰ってきていない。送り出した母はどんな気持ちだったのだろうか。いろいろ思い出話は聞いたけど、送り出すときの気持ちは聞きそびれてしまった。
 私は、との父の胸に抱かれたのは一度だけだと聞いている。

 この時代の同じような年齢の女性は少なからずドラマの主人公と同じような、いやまだドラマは夫が帰るか帰らないか分からない(帰ってこないような雰囲気だけど)けど、送り出すときのあのいたたまれない気持を味わっておられる人が多いでしょう。
 そして、私の母のように帰ってこなくなった人をいつまでも待ちわびていた人も多いのではないかと思います。

 国を守るという一人の人間から見たらどうでもいいことをお題目に敵国と戦い、敵国の人間を殺すために国を出ていく。そんな人間としてバカげたことをしたのが、この戦争という時代に人間のしたこと。
 一人ひとりは死にたくないと思えども、お国のたばかりに「生きて帰って来い」なんで口に出せずに悔しかったと思う。センチで命を落とした人々の無念はいかばかりかと思う。
 そして、命を落とした人の残した家族は、これまたとんでもなく悲しい人生を送ることになるのに。。

 私は、とにかく戦争が嫌いだ。戦うのはいい。しかし相手を殺してはいけないのだ。ん元は神様ではないので、人間を殺してはいけないのだ。

 ドラマがこの先どういったストーリーになるのか知らないけど、出来たら生きて帰ってきてほしいね。弟は予科練に行って出征していって、その後の連絡がない。多分に帰らぬ人となっているかもしれない。
 そんな悲しいドラマは現実には多かったにしても、出来ればドラマは明るくしてほしいなぁ。と思っている。

 ドラマは戦争が終わるまで、後2年もあるんです。

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この記事へのコメント
戦争中…私は生まれてなかった。母も生まれてなかった。

小学生の頃、戦争の話をおじいちゃん、おばあちゃんに聞きましょうという宿題がありました。
戦地の話はまったくきけなかった。
戦闘機開発のうちの爺ちゃん。

名古屋の空襲の話は祖母から聞いた。
空が真っ赤だったと。

でも阪神淡路大震災の傷跡のがひどいといっていた。
それくらいかな。
Posted by みりん at 2011年06月09日 22:42
私の世代でも戦争の悲惨さを目に見、記憶している人がどれくらいいるか?
かなり少なくなっていると思います。
しかし、戦争というものを
 かっこいいと思っている若者がいることには、恐ろしさを覚えることも。
阪神の震災よりも
 今回の震災がもっとひどいかもしれない。
でも、これは戦争ではないものな。。。
Posted by 生田生田 at 2011年06月09日 22:47
 

  
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