2011年06月18日

木彫りの里への日帰りドライブ 8 瑞泉寺3

 親鸞さんのどうぞうの前を通り過ぎて正面の本堂に入る。ここの本堂もとにかくでかい。といっても京都の東本願寺とは比較にならないし、名古屋の東本願寺よりも小さいと思うが、いくつかの信州本山の本堂よりもでかいと思う。

 **なぜかこの本堂の写真が残っていない。なぜ撮らなかったのか、思い出せない。**

 中に入るとそこには阿弥陀如来の立像が待っていた。いくつかの本山の寺を訪ねているが、多くの寺が本で王をもたずに代わりに“御影堂”をもっている。 そして、その中には親鸞の座像が万なkに座っていて、阿弥陀さんはいない。大体阿弥陀さんは御影堂の横にある阿弥陀堂においでになる。

 ただ一つ、上越高田の浄興寺だけは親鸞像ではなく阿弥陀如来の立像だった。 その印象とはまた異なりはするが、やはり親鸞像よりも阿弥陀如来の方が私は安心できる。いうなれば、親鸞像を真ん中に据えれているのは仏教ではなく“親鸞教”のような気がするからだ。

 この本堂内部は残念ながら撮影禁止、誰もいないから撮影してもわからないかもしれないけど、エチケットは守らねば。

 阿弥陀如来の立像を見ると、そこは浄土真宗と思って間違いないくらいにほかの寺では見かけることは少ない。なぜ立象にしたのかは知らないが、これは阿弥陀如来が迎えに来たことを示しているのだろうか?多くの寺はザ弥陀の座像で、そこが浄土であることを示しているのだが。親鸞は現世往生を解いたのだから、迎えに来る必要ないのになぁ。


 さて、阿弥陀さんに手を合わせて本堂を出て隣の太子堂に向かう。途中の渡り廊下を見て、『これは秋の紅葉に来たらきれいな写真が撮れそう」と思ってシャッターを押した。



 拝観料を払い関所の女性が「太子堂には軒の天井に素晴らしい彫刻があるからよく見ていって」といっていた。お言葉に従ってお堂の前で天井を見上げた。



 確かにすばらしい彫刻である。こんな手の込んだ彫刻の天井はあまり見たことがない。 しかし、建築構造上は必要のない部分だけど、なんでこんなものをつけたのだろう??
 それにしても、こうした装飾のための木彫り、彫刻が今につながる『木彫りの里』のもとになったのだから、恐ろしい。

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