化石の戯言

　3月末のがん検診、そしてその結果のガン宣告から今日で丸3カ月を過ぎる。

　宣告を受けた時はショックという感覚はなかったものの、どう仲良く生きていくかを考えねばと思っていた。そのうちに癌と戦ってきた先人の話をネットなどで知り、食事療法をすることになった。

　することすべてが素人のすること。本を買ってきてそれをまねる、人の話を聞いてそれをまねる。そんなことだったのだが、とにかく共通して言えることは、『玄米食』と『菜食』に切り替えること。
　これを始めてからもう2ヶ月半になるが、体重はなんと7キロ減った。おかげでこれまでためにためていたぜい肉がかなり減っている。おそらく久々に会った人は『なんでこんなにやせたの？』と思うだろう。普通痩せるのはいがんならいを撮ったりして栄養を取れないなどに起きるのだろうから、完全にいわゆる病人の姿だが、私の場合には前立腺がんのせいではない。
　担当医からは食事は何を食べてもいいといわれている。とにかく何の制限もされていないし、消化器系統に問題がないから当たり前に食べていれば体重減なんて考えられないのだ。しかし、私の場合は菜食に切り替え、毎日最低1リットルは飲む野菜ジュースの影響だろうと思うが、体重が減っていっている。
　子供たちが企画した「ガン宣告激励京都旅行」の直後には私のの体重は75.5キロあった。それが今日の体重は78.5キロで、ちょうど7キロ減ったことになる。

　最初は、玄米食がのどを通らなかった。それを通すためにいろいろ考えた。今は一番通りやすい方法として玄米に小豆を混ぜて炊きこみそれを食べている。ジュースも最初はニンジンオンリーといった感じだったが、今はニンジンのほかに、キャベツやらは野菜を使って、それに果物特にビタミンＣの多いものを一緒にジューサーにかけてい飲んでいる。
　毎日1リットル以上、大体1.5リッターくらい飲むから、腹が大きくなった感じでいつも空腹感があるが、それで食べたとしても、体重は減っていく。といって体力は落ちていない。いたって元気に、気ままに暮らしている。

　次回の健診まで2週間。来週血液検査の採血をするが、次回の健診でＰＳＡの値がいくつになっているか楽しみになっている。標準値以下になってくれていればありがたいことだ。