化石の戯言

　さすがのドラマですね。シチュエーションも何もかも。。。。　と言いたいけど。


　母（竹下景子）が父（蟹江敬三）のクラスアパートに押しかけて、一緒に暮らしている女に、女がおいて行ったクリームやら何やらを返してきた。この時女は母に「浮気でもしたらどうするの？」と聞くが、それに母は『女も一緒に死んでしまえばいいほど憎い、でもどこかで元気でいて幸せでいて欲しい』と返す。
　
　ここの部分を見たときには、なるほどさすがに向田さんの筋書きかなって思った。女性の心理ってこんなものなのかな？男だったらどう思うだろう？と私はその時に思ったものだ。
　自分の女が浮気をしたらどうするか？同じ気持ちでいられるか？そうなってみないとなんともわからならい。

　しかし、昔仲の良かった人々が今どうなっているか？出来れば一時でも同じ時間を費やした人は幸せにいてほしいと思うのは確か。　
　そんな気持ちでいた私だけど、あるときある大きな事故があってたくさんの人が死んだ。その事故に巻き込まれかねない人がいたのでメールを送ってみた。帰ってきたのは「いらんお世話」みたいな返事だった。これが女性心理でもあるみたい。
　ただ、その人は、恋人であったわけでもなくましてや夫婦であったわけでもないから、ドラマのような心理にはならないのかもしれないけどね。

　ドラマの本筋は、娘（松下奈緒）は好きになってしまった男（原田泰造）の家に電話いして、出てきたのがその妻だったことで自分が間違っていたと気づくのだが。。。　
　また、父親が会社を訪ねてきて話したが、父に「捨てるならきちんと捨ててくれと」、だけど父は別れを言いに来た？とその時はこのドラマで思ったのだが。

　姉（井川遥）は、実家に戻ってきてしまった。旦那が呼び戻しに来たが追い返して、離婚届をかこうかと。。。
　弟は、格好付けに料理するなと言われて反発するものの、就活をするようになって。。。
　妹は、九段の医者とよりが戻ったようで。。。

　来週は最終回です。

　今回は最終回への伏線がありました。化粧をしてきれいになった母が、父と落ち合ってその行き先がラブ歩だった。（娘はこれを見てしまったのだ・・・・つらいのぉ・）

　**胡桃の部屋の意味
　今回のドラマの中で『胡桃の部屋』の意味が出てきた。ナッツのクルミは割るとみがいっぱい詰まっているのではなくて、実のない開いたところがある。ということで、人の心にも飽きているところがある。そこを開くと違った生活になる。ってことらしい。
　いいたとえなんですが。。。なんにもなければそこに入っても何にもないって思うんだけど。