2012年05月08日
37歳で医者になった僕 第5回
今回は医師とナースの上下関係の話。
私がいろんな立場で接してきた多くの病院で見たこと聞いたこと、すべて現実の問題。100%の人がそうということではないが、多くの場合医師はナース(看護師)をかなり下にしか見ていない。今回のドラマに見ることといえるものが多い。ただ、私がいま見てもらっている大病院の場合は、それはそうでもなくて結構ナースが強い面もある。
ただ、これはナースが医師よりも年上=経験をよりつんでいるという現実が、医師よりも正確な判断を下せることも多いからのようだ。現実の問題として、私が被った医療ミスを医師たちが適切な処置をすることができなかったが、ナースのトップクラスに接した途端に医師よりも完璧に近い診断を下してその担当課に私を連れて行った。
実はこの時の医療ミスを犯した医師は、その病院のある担当課の部長だったのだが。私からのクレームにも何の処置も出来なかった。また、彼は処置をするだけの判断材料をもっていなかった。
しかし、これはあまり表では知られていないようで、医師が自分の立場『患者の命を預かる』というのを楯にとって看護師に臨む。そして、医療ミスを犯した場合には、医師は『自分ま間違っていない、看護師の聞き間違い』という逃げをすることが多い。これは、かの有名な「白い巨塔」の中でも出てきていることだが、今回のこのドラマでも医師の確認ミスが看護師の聞き間違いと処理されようとした。
本当は、医師も看護師も患者の命を守るということには同じ立場のはずなのだが、医師は「医学部」を出たというプライドをもって臨む。しかし、この『医学部卒』が問題なのだが。看護師も医学部の端にあるのだが、多くの場合は看護学校という、世にいう偏差値レベルで多少なりとも下にある看護師が多いからだろうと思う。しかし、前にも書いたように、トップクラスの看護師は、そんなレベルではないということだ。変な偏差値レベルの医学部を卒業した医師よりも、うんと偏差値レベルの高い看護師もかなり多く存在するということだ。(医師も頭が上がらない看護師もたくさんいるよ。昔、ある大病院で、知り合いの看護婦長(層婦長だったかと思う)の大名行列を見たことがある。若い医師が頭下げてたよね。)
所で、ドラマの話。
今回は紺野先生(草薙剛)があんまり顔出さないなぁ。まぁ看護師と医師とのせめぎ合いなので研修医はあんまり関係ないか、といった感じで。
あはぁ・・出てきたと思ったら、看護師長の悩みの解決だよ。しかしね。看護師長を同僚、いや先輩、ドラマでは高校の同級生も、彼女も人間で悩みをもつ。その持つ悩みが患者を見る目を狂わせることもありんで解決はしなければ。
さて、紺野医師は、カンファレンスに看護師長を同席させるアイデアを提出する。これは、紺野と新見医師(斎藤工)のたんと患者について、二人が見落としていた肺炎を看護師長の私的での検査で見つかったということから、正確な医療行為のためと紺野はいう。しかし、これは部長の佐伯医師’松平健)の拒否で実現しない。
この拒否の理由が、前にも書いた『医師が高い知識をもつ』ということのほかに、このドラマの設定=大学病院は研究が本来の目的で、患者の世話は看護師がするもの、ということから。
最近は少なくなったとは思うが、こうした佐伯のような昔のままの医師もまだまだ多く残っている。
カンファレンスに看護師が出席している病院は、どこだったか記憶にないが、現実に存在していた。昔絡んでいた病院だったと思うのだが、何せかなり昔のことで、それに多くの病院に出入りしていた関係でどこだか思い出せないのが残念。
さて、残り20分(現実には10分くらいかな)なので、残りをじっくり見ます。
私がいろんな立場で接してきた多くの病院で見たこと聞いたこと、すべて現実の問題。100%の人がそうということではないが、多くの場合医師はナース(看護師)をかなり下にしか見ていない。今回のドラマに見ることといえるものが多い。ただ、私がいま見てもらっている大病院の場合は、それはそうでもなくて結構ナースが強い面もある。
ただ、これはナースが医師よりも年上=経験をよりつんでいるという現実が、医師よりも正確な判断を下せることも多いからのようだ。現実の問題として、私が被った医療ミスを医師たちが適切な処置をすることができなかったが、ナースのトップクラスに接した途端に医師よりも完璧に近い診断を下してその担当課に私を連れて行った。
実はこの時の医療ミスを犯した医師は、その病院のある担当課の部長だったのだが。私からのクレームにも何の処置も出来なかった。また、彼は処置をするだけの判断材料をもっていなかった。
しかし、これはあまり表では知られていないようで、医師が自分の立場『患者の命を預かる』というのを楯にとって看護師に臨む。そして、医療ミスを犯した場合には、医師は『自分ま間違っていない、看護師の聞き間違い』という逃げをすることが多い。これは、かの有名な「白い巨塔」の中でも出てきていることだが、今回のこのドラマでも医師の確認ミスが看護師の聞き間違いと処理されようとした。
本当は、医師も看護師も患者の命を守るということには同じ立場のはずなのだが、医師は「医学部」を出たというプライドをもって臨む。しかし、この『医学部卒』が問題なのだが。看護師も医学部の端にあるのだが、多くの場合は看護学校という、世にいう偏差値レベルで多少なりとも下にある看護師が多いからだろうと思う。しかし、前にも書いたように、トップクラスの看護師は、そんなレベルではないということだ。変な偏差値レベルの医学部を卒業した医師よりも、うんと偏差値レベルの高い看護師もかなり多く存在するということだ。(医師も頭が上がらない看護師もたくさんいるよ。昔、ある大病院で、知り合いの看護婦長(層婦長だったかと思う)の大名行列を見たことがある。若い医師が頭下げてたよね。)
所で、ドラマの話。
今回は紺野先生(草薙剛)があんまり顔出さないなぁ。まぁ看護師と医師とのせめぎ合いなので研修医はあんまり関係ないか、といった感じで。
あはぁ・・出てきたと思ったら、看護師長の悩みの解決だよ。しかしね。看護師長を同僚、いや先輩、ドラマでは高校の同級生も、彼女も人間で悩みをもつ。その持つ悩みが患者を見る目を狂わせることもありんで解決はしなければ。
さて、紺野医師は、カンファレンスに看護師長を同席させるアイデアを提出する。これは、紺野と新見医師(斎藤工)のたんと患者について、二人が見落としていた肺炎を看護師長の私的での検査で見つかったということから、正確な医療行為のためと紺野はいう。しかし、これは部長の佐伯医師’松平健)の拒否で実現しない。
この拒否の理由が、前にも書いた『医師が高い知識をもつ』ということのほかに、このドラマの設定=大学病院は研究が本来の目的で、患者の世話は看護師がするもの、ということから。
最近は少なくなったとは思うが、こうした佐伯のような昔のままの医師もまだまだ多く残っている。
カンファレンスに看護師が出席している病院は、どこだったか記憶にないが、現実に存在していた。昔絡んでいた病院だったと思うのだが、何せかなり昔のことで、それに多くの病院に出入りしていた関係でどこだか思い出せないのが残念。
さて、残り20分(現実には10分くらいかな)なので、残りをじっくり見ます。