2012年06月05日

37歳で医者になった僕 第9回

 佐伯教授(松平健)の恩師・伊達(竜雷太)が死んだ。病院は、結構大変なはずなのだが、なんか静かですねぇ。
 その佐伯教授は、中島准教授(鈴木浩介)の発表記念パーティーのさなか。その中島が病院に帰るというものの『それではパーティーがただの宴会になる』と、帰るのを許可しない。

 インターンとして担当していいた下田(八乙女光)はかなり落ち込んでいる。自分のせいだとして。しかし一方で紺野(草薙剛)は佐伯の診断ミスではないかと思い始める。
 翌日の話。内科准教授の森下(田辺誠一)が佐伯に「ことが公になると厄介』というが、佐伯は『ばれればね、フフフ』とあしらう。
 どうにもなんかの裏を示唆しているんだろうけど…・・

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 昔々、ある大病院で、ある医局に仕事のでいったとき、一人のインターンが泣いていた。どうもその医局の関連で医療ミスがあったらしい。そしてそれを担当していたのがどうもそのインターンのようだった。
 そのインターンはかなり落ち込んで(そう、まるでこのドラマのこんないの下田のように)いたのだが、周りが『本来の担当医がしたことだから、気にするな』としきりに慰めていた。
 医療ミスの責任をインターンにかぶせようとするどうしようもない医者もいるんだとその時恐ろしくなったものだ。
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 紺野の恋人すず(ミムラ)の父親と担当医師及び紺野で話し合いがもたれた。多分にすずの体調が思わしくなくなってきていることの対処の話のようだ。すずは入院した。
 話の後で盛した医師は、紺野に『今は彼女のそばにいてやれ、そして彼女と担当患者のことだけ考えろ。ほかには首を突っ込むな』と紺野が医療ミスに気付いたことを牽制する。一方で、下田は荒れて、担当医の新見(斎藤工)に掴みかかるが・・み意味は『死なせたくなかった、助かるものなら助けたかった』と・・・・
 どうも、新見も疑問をもちながらの診療をしていた。しかし、上からの指示に反発できなかったと、伊達の死でうえとの食い違いで上から睨まれて人生を棒に振りたくなかったと。そして、紺野に『こういう考えは間違っているか、教えてくれ』とまで言う。(先輩医師が、インターンにねぇ。。ちょっと筋書きに無理がありそう)

 すずの病室で話している紺野のところに佐伯が来て教授室に連れていく。紺野は佐伯の診断ミスをつく。それに対して佐伯は「外来は一番可能性のあるものを直すところ」と。さらに『正確な病名、病原が見つけられなくてもそれは厄介な病気を背負いこんだ患者の運」のようなことを。
 
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 これは現実に大病院の外来医師の多くが思っていることかと思う。私も昨年ある医者に「この科での担当するものには問題ない』と言われた。しかし、それは彼の見落として私が指摘したことを見落としていた。それでも彼は診断ミスとは認めなかった。それがその担当課の部長であっても、そんなもんです。
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 すずが作ったカレーをすそ分けしようという紺野に沢村(水川あさみ)はこんこんと紺野を叱る。そして伊達のことで病院に泊まり込んだときにずすが倒れたことを聞き、紺野は唖然とする。


 森下医師は、紺野に自分が佐伯の後継者であることを話し、「この先邪魔されては困る」とまで言う。そして佐伯教授は、教授会。その教授会で佐伯の対抗馬・長谷川教授のスキャンダルが暴露される。

 診療ミスとして訴えにきた伊達の奥さんが話を終えて帰るとき、紺野とすれ違う。紺野は迷いながらも診療ミスを話すのをこらえた。しかし、同じ場所に下田が来て中島、新見に退職願を出し、『私医者を辞めます』と。


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 診療ミス、医療ミス。人間がすることだkら、肩癖は難しい。人間だから誤りがあるのも当然だろう。しかし、医師たちは『間違えました。ごめんなさい』では済まない世界。しかし、間違いは間違い。それをどう解決していくか。それはその医師の問題であり、その病院の問題であり、それをどう受け止め彼らとどう戦うかは患者の家族の問題になる。
 患者もそれなりに勉強していかないと、医師は何をしているか分からない過ぎてしまうという恐ろしいことにもなりかねない。病院にかかったら、それなりに市の診断について、患者は患者として何らかの形で情報をもち、勉強しなければいけない時代だと思う。

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