2013年01月20日

八重の桜 第3回 蹴散らして前へ

 今回は、兄・覚馬(西島秀俊)が同僚とけんかをする。理由は、「鉄砲は足軽の持つもの」と侮辱されたから。それで切り合いにになるかと思ったら、なんと武道場でやりで決着をつける。結果は覚馬の勝ちで収まったのだが、なんと気の短い血の気の多い人間かと思われるわなぁ。。。

 この覚馬は、蘭学所などの開設に許可などをもらっていたのだが、鉄砲の入れ替えや蘭学所に関する予算を勘定方から拒否されて思わず【古い】と言ってしまい、それをとがめられて、さらに勘定方の人間たちを「世界を知らん。井の中の蛙」とののしってしまい、禁足を食らう。
 しょうがない性格なんだろうが、切腹にはならんのだ。

 主人公jの八重(綾瀬はるか)は、鉄砲の練習を兄の手ほどきでしている。ただ、まだ実弾を使うことは許されてはいなかったが。兄が禁足を食らって自宅にいるときに尚之助(長谷川博己)の手ほどきで¥火薬の調合をする。そしてそれを使って実弾を撃ちなんと命中させてしまうのだ。

 こんな粗筋なんだけど。
 どの時代にも保守系の人間が幅を利かせていると、改革なんて全くと言っていいほど望めない。このドラマの現状は、会津藩はそんな保守の塊で新しいものに対してのか座辺りはかなり強いものがあったようだ。
 蘭学所などの開設はあっても、そこには教えられる立場の人間は集まらない。なにせ親たちが保守的では子供を新しいところには出さなかったんだろう。このことがこの先鉄砲という武器を使っても、世のカナ化の動きに合わせることができなかった藩のために、多くの子供たちが命を落とすことになっていく。

 松平容保(綾野剛)は、やはり”松平”という姓を背負っていたためにそれに逆らうことができなかったのだろうが、それでもこの後将軍になる慶喜(小泉孝太郎)のように大決断を下して、子供たちが死ぬことを止められなかったのか?今回の役どころも何となく優柔不断のように描かれそうだが、どうにも優柔不断を演ずるように言われていそうだなぁ。。。。

 それにしても、八重の鉄砲が命中するとはなぁ。あれだけ鉄砲が揺れていては命中はおぼつかないと思うのだが・。…

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