2013年11月04日

刑事のまなざし 第5話

 風変わりなドラマだからか、難しい話をするなぁ。。。

 10年前に虐待に反発して叔父を殺してしまったという弟と、子供を持つ姉の3人暮らし。その彼らの大家が殺された。夏目(椎名桔平)らの聞き込みで弟が疑いをもたれるが、夏目はその弟・伸一(太賀)の鑑別所での担当官だったこともあり、伸一が犯人ではないと思うのだが。

 いろいろな流れでその伸一が自首してしまう。しかし、彼にはアリバイがあった。本人が認めようとはしないが、周りからの証言でアリバイは成立して強い、彼には殺せないのだ。つまり、伸一は誰かをかばっていることになる。
 そのかばっている人を夏目は聞き込みの言葉の中から断定する。姉の奈緒子(星野真里)だと。

 夏目は、奈緒子から10年前の真実まで聞き出してしまう。叔父を殺したのは伸一ではなく奈緒子だったことも。。。。これで一件落着なのだが。


 ドラマの筋は上に書いたことが本流ではないが、本流は大人の児童虐待なのだが・・・
 問題は、10年前に叔父を殺したとして鑑別所で更生指導を受けた伸一は、真犯人が姉であったことで、いったいどういったことになるのか?成人の犯罪ならば最新ということで無罪になるはずなのだが、このドラマの場合の伸一は中学生だった。
 ドラマの結末は、伸一の扱いには一切触れていない。本来ならば伸一の扱いを入れるべきでなないのだろうか?

 しかし、伸一が、この先無罪となった過去を修正されたとしても、彼と残された姪(姉の娘)との生活は一向に変わることはないのではないのか?伸一は犯罪者として就職もままならなかったが、それが無罪となったとしても、今度は犯罪者の弟とになってしまうのだ。彼の生活に大きな違いが出るのだろうか?
 できたら、後日談のドラマが欲しいものだ。

 姉の裁判は、対象なりとも情状酌量で刑の軽減はあるだろうが、過去の殺人と2回目の殺人では、かなり重いものになるだろうなぁ。。。長い景気を務めるとなると、残された娘と伸一はどうやって暮らしていくのだろうか?????
 

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