2014年01月09日

Dr.DMAT 第1話

 いやぁ期待していなかった。こんな緊迫感のあるドラマだとは。これまでの医療ドラマを見てきて、特に救急医療を扱ったものでなんともはや緊迫感に書けるものが多かったのだが、このドラマのこの初回は緊迫感はあったなぁ。

 有栖川総合病院の医師の八雲響(大倉忠義)がDMATに配属されたその初日に高速道路のトンネルでの多重事故の現場に行かねばならなくなった。
 この医者は、かこのERの経験がありながら妹が救急で入ったときに処置を間違えたのか妹を植物人間状態にしてしまっている。そのことがトラウマとなって内科医となっていたのだが、有栖川病院の院長の采配でDMATに配属されたのだ。
 しかし、現場に出てトラウマによる手の震えが来て治療どころではないのだが、ハイパーレスキュー隊隊長・桜庭(石黒賢)につかみかかれて檄を飛ばされる。そして、現場で倒れている2人のけが人のうちいすれを救急搬送するかを決めろと迫られる。同じような症状の二人で、一方を搬送するともう一方は死ぬということになる。
 ここで八雲は判断できないでいる。事故現場での判断が長引くことはけが人が命を落とす危険性が増すのだが、それがわかっていても判断できないでいる。八雲は、どちらも選べない、どちらを殺すこともできないと考えて、患者の状態を見て血液検査を求める。
 これには怪訝な思いをする桜庭と看護師長・長谷川(麻生祐未)だが、血液検査の結果で一人には手持ちのブドウ糖を注射し、もう一人を搬送する指示を出した。

 結果的にこのことで2人とも命を失うことはなかったのだが・・・・・・

 緊迫感のあったのは、私にとっての話で。役もが命の判断を求められて悩むこところだ。現実にあのように長い時間をとっていたら、助かる間も助からなくなっているとは思うが、そこはドラマのことで瞬間的な状態を表現できないだろうから。。。(もっとも焼くもの動きをスローモーションで見せるという手はあるとは思うけど)

 このDMATというのは、阪神大地震での救急活動では多くの命を助けられなかったという経験から生まれたものだとか。大事故の現場や災害時に求められる医師たちのようだ。
 ドラマは、この先そう展開するのかはわからないけど、少しでも現実の話に近いものを紹介してもらえるといいなぁと思っている。

***
 主役・八雲医師を演じる大倉忠義は、ドラマ初めてだって?なんか仲間があちこち出ているから初めてとは思ってないくらいだけど。
 まぁ、ちょっとぎこちないところはあるけど、まずまず。あの顔が悩んでいるときの表現にはもってこいかもなぁ。ちょっとに昼って感じもあるけど、それはそれで。この先、DMATを本格的に演じることになるわけだけど、焼く自体が本格的になって始めたら、彼はどう変わっていくかもひとつの楽しみかな?

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