2007年08月25日

港区 いなえ と いなえい

 昨日、あおなみ線に乗って帰りに下車した駅の名前は、漢字で「稲永」とかいてあり、駅や車内のアナウンスは「いなえい」だった。
 
 これには、古い名古屋の住民として非常に違和感を覚えた。その名は、実家を通る市バスの行き先は「稲永新田」で、はっきりと「い・な・え・しんでん」といっていた。
 だから、昨日は、これまでの経験と違うことを知らされ、違和感を感じたのだ。

 こうなると、あたかも私が間違っており、無知であったかのようになるので、気分が悪い。そこで「稲枝」を調べてみた。



 郵政発行の全国の郵便番号簿の振り仮名は「いなえい」なのだ。「いなえ」はないのかとネットで検索をかけてみたら、なんと港区のスポーツセンターは「い・な・え・スポーツセンター」というのだ。
 バス停もおなじ「い・な・え・スポーツセンター」である。ということは、公式には「い・な・え・い・」ではなく「い・な・え・」ということになるのだが、イツカラ、どうして「い・な・え・い・」と発するようになったのか?大いに疑問になる。
 確かに、昨日も書いたように、あおなみ線の沿線はマンション建設などが進み、新しい商業施設もたくさん出来ている、つまりは新しい住民が多くなってきたのだろう。だから「い・な・え・」と読むことが出来ない人が増えているということが、交通機関の呼び名をそうせざるを得ないということになるのかもしれない。

 京都の「烏丸」は「か・ら・す・ま・」で、カナ漢字変換も出来るのだが、「修学院」は本来「しゅがくいん」なのだが今や「しゅうがくいん」」となりそうな雰囲気。京都の市バスは「しゅうがくいん」とアナウンスしていた。PCの仮名漢字変換では基礎として持っていない。
 昨日も書いた名古屋の「鶴舞」も本来は「つるま」なのだが、交通機関は「つるまい」となっている。

 地名には、いろいろいわれがあるのだが、時代の流れで、その呼名も変わってくる。致し方ないか。

 

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