2017年01月12日

仏さんに惚れ込んで。。。39 三十三間堂千手観音坐像

 三十三間堂(蓮華王院)は何度訪れたか回数はもうわからなくなっているが5〜6回くらい入っていはず。最初は、たぶん大学の古美術研究旅行ではないかと思う。その前となると、記憶に残ってないから、遠足などで京都に行っても訪れることはなかったのではないかと思う。
 大学を卒業してから、大阪に就職したこともあって京都にはよく出かけているから、たぶん5年の大阪生活の中で何度か入っていると思うが、これも記憶にない。とはいうものの、ここに行くと必ずと行っていいほど毎度驚くことになる。なにせあの1000体の千手観音がびっしり並んでいるのは、もう何度見ても驚きなのだ。
 その千体の千手観音の中央にどんと座っているのが、この三十三間堂(蓮華王院)の本尊。実は、この本尊の後ろにも千手観音立像があるということで千体仏ではなく本当は千一体仏なのだそうです。あんまり気にしてないですが。

 大抵は、千体の千手観音に圧倒されて本尊を見落とすことがほとんどで、本尊の記憶がどれだけあるかというと、大変申し訳ないけど、印象は薄いのは確か。それでもあの像高3メートルの巨大な千手観音の坐像は、迫力がある。でも、千体の千手観音に飲み込まれてしまっているかなぁ。。
 
 これを書くにあたって、京都の千手観音で国宝がどれくらいあるかって調べたら3体しかないあんでうすね。これにはちょっと驚きました。もう少しあってもいいかと思っていただけに。
 さらには、千手観音坐像で国宝となると、大阪藤井寺の葛井寺のものとこの三十三間堂のものしかないってことも驚きだった。まぁ、千手観音の坐像自体がそんなに多くないからかも。


 千手観音坐像は、この三十三間堂の本尊で作者は湛慶、さすがに慶派の流れが完璧に現れていると思う。なんとなく、冷たくも感じるけど、見る位置によって違うこともわかる。本来はどの位置で見るべきなのか?たぶんに本隊の前すぐ下に座れば、あの切れ長の目が優しく微笑んでいるかのように見えるかもしれない。しかし、そんなところに座るなんてこと考えたことなかったから、なんとなく切れ長の目が釣り上がって見えていたのだろうと思う。

 ここのところ長く、多分10年位いってないのでいずれまた行って、今度は、出来るだけ前に行き下から見上げてみようと思っている。

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