2022年04月08日
4月8日 金曜日 晴れ 弱風 祝・末期がん宣告11年記念日
今日は4月8日
お釈迦さんの誕生日
誕生会・花祭りの日
なんの因果か
その日
11年前の今日
私は
末期ステージIVの
前立腺がんを宣告された
当時のPSAは600弱だった
検査を色々した
CTやらMRIやらなんたかんたら
お尻から針を打ち込む
生検もやった上での結論
生検では12箇所の内
9箇所にがん細胞があった
そして
癌病巣がとてつもなく大きく
多臓器に浸潤、癒着して
手術での除去は無理
放射線は多臓器に影響を及ぼすから無理
というわけで
この日から約ひと月後に
治療方針が決まった
残された治療法
ホルモン療法での治療なのだ
5月から治療開始
月に1回のゾラデックスの注射
毎日のカソデックスの服用
これが私の前立腺がんの治療だった
治療開始から2ヶ月後に
PSAが急減
この治療を続行することに決定
そして数カ月後に
ゾラデックスの注射は3ヶ月毎になった
この治療が始めってから
体にかなりな変化が始まった
当時はそれがホルモン療法による
副作用とは思ってもいなかったが
今になるといろんな変化の元は
ホルモン療法ではなかったのかと思う
治療開始から
数カ月後に
顕著だったのは体が
女性化していくことだったが
きつかったのは
運転中に目が複視になったこと
全て物が左右の目の映像が一つにならない
さらに
耳の調子が悪くなったりもした
しかし
それに引き換えPSAは
どんどん下がっていった
現在は
もう数年になるが
PSAは限りなくゼロに近くなっている
現在の担当医は
これを”奇跡的”と3ヶ月に1度言う
私は
命と引換えに
目、耳が犠牲になったと
今は思っている
末期がん宣告から
11年経って
今日から12年目に入った
目標はあと21年3ヶ月8日
つまり100歳を目指している
ガン宣告から11年
家族もまさかここまで
生き延びると思っていなかっただろう
今ではガン患者と思っていないようだ
今は耳の悪い
偏屈ジジイと思っているようだ
それでもいい
どう思われようといい
命永らえれば
それでいいのだ
私と同じように
前立腺がんを患っておられる方
末期宣告でも
生き永らえることができるのだと
頑張っていただきたい
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