化石の戯言

　阪神大震災から１４年

　あの時刻、横揺れで目が覚めた。船に乗って横揺れしている感じだった。揺れ方からどこか遠くで大きな地震のあったことはすぐにわかった。ＴＶをつけた。まだほとんど何も。関西のほうという表示がしばらくして。
　息子が京都、娘が奈良に遊学中。娘は寮なので、遠慮したが、息子は一人住まい。すぐに電話。かかった。息子『死ぬかと思った』とその揺れの激しさを語ってくれた。
　豊中の親類に電話。まだ６時だったので何とかかかった。もう家の中は滅茶苦茶で足の踏み場も無いと言っていた。庭に亀裂も入ったと。それでも怪我がなくてよかったとも言っていた。

　それから時間が経つごとにＴＶにどんどん空恐ろしい情景が映し出されるようになった。

　それか数年後に淡路島を車で走ったが、新しい家が多かったと思った。おそらく地震で多くが壊れて立替をしたのだろうなぁ。。。

　阪神高速が倒れ、山陽新幹線の高架橋が壊れた。いずれも手抜き工事だったのだが、その後そうした話の責任はどこに行ったのか語られていないように思うけど。


　東海地方は、細かい揺れはあるものの、大きな揺れはもう６５年くらい無いはず。戦争中か、その後くらいに大揺れしたはずだが、それ以来大揺れが無い。いずれドンとくるように思うけど、それがいつなのか？
　昔、大阪に住んでいるときは、学生時代に住んでいた東京に比べるとゆれないので、地震の無いところだと思っていた。それがあの揺れ方だ。今揺れていないこの地方は、今は揺れの無いところではあるが、大地震が過去にもあった地域。いつ揺れても・・・・　準備だけは。

　『あれから１４年』というのは、あと２ヶ月もするともう一つのものがそのうちに話題になるはず・・・・