化石の戯言

　赤坂から六本木、距離はあるようでなくて、無いようである。
　浅草、上野、巣鴨と歩き回ってきた身にはちょっと応える距離だったかな。そのときはさほど思わなかった。何しろ４３年ぶりにあう仲間たちを思い描いて、気もそぞろと言ったことが疲れを忘れさせていたことはある。

　同期会は、６０人ほどが集まった。人数の少ない学部の四分の一以上集まったのではないか？おじさんおばさん、とにかく懐かしい顔。しかし、顔と名前が一致するのはほんの一部だ。大半、つけた名札で「おぉ、なつかしい」の連発である。
　５時開始なのに、四時半に行ったら、もう結構集まっていた。そしてそれから８時半頃まで。ひとまずお開きで二次会へ、それがまた六本木交差点を通り越して、高速道路二本通り越して東京タワーの方に。歩いて１０分とか言っていたのに、嘘だよぉ。





　ここ（ブルシャトーというところ）の二次会で終わったのが１１時ちかかったかな？記憶が定かでない。

　みんなわいわい言いながらまた六本木の方向に歩いていく。そして、少しずつ消えていく。
　私も六本木交差点で一人になった。****この後が恐ろしかった話になる***

　その怖い話の一つが、道を間違えそうになった乃木坂にある乃木神社

　夜中に、こんな暗いところを一人であるくものではないねぇ。。。。変なやつがいなくてよかったよ。

　タクシーに乗ればいいという声が聞こえそうだけど、実は知らない土地でのタクシーはトラウマ。昔、初めてのところでタクシーに乗って、全く訳の分からないところで放り出されたことがあるから。歩く道が分かっているときは歩いている。昼間なら乗ったかもなぁ。