2009年06月02日

行ってきました だまし絵展

 名古屋市立美術館で開催中の「だまし絵展」に行ってきました。
 本当は金曜日に行く予定だったものが、孫の予定変更で急遽今日に。孫と息子夫婦同伴で。

 13時に現地待ち合わせで入ったのだが、12時45分を過ぎてから切符売り場に行列ができはじめた。昼食を済ませた人が一斉にやってきたといった感じだ。私と孫と孫の母親の分はすでに購入済み。息子の分が実購入なので列が長くなると面倒なので結局は並んで先に買う羽目に。

 中に入ったら、込んでますぅ。。。。 会期はこの次の日曜日までなので、いい天気になった今日に行っておこうと行ったところかな。子供が結構いたのは、日曜日あたりに運動会でもしたところなのか?


 作品は、TVでいくつか見ているのでわかっていたつもりだったのが、映像の小さいものを見ているのと、実物の絵筆のタッチが細かく見えるのとでは全くといっていいほどイメージが異なる。先入観を持ってみるものではないなぁ。
 「だまし絵」と表現を使っているが、私の目には「だます」という感覚は受けないで、一生懸命精細に描いた絵画といったところだ。あえて「だまし」と表現しないと一般の人に浸透しないからかも。もっとも、解説を読むと、作者にはそれなりに騙すという目的があるようには受け取れるが。

 しかし、孫が退屈していた。何の説明もないと、つまらない大人の絵としか映らないからだろう。
 本とのだまし絵と言われる、階段を下りても下りても元の高さに戻る、水が流れていってもまた滝で落ちてくる作品も一人で見ているときは「何だ?」と行った顔で通り過ぎていたが、わたしが解説をつけてもう一度眺めて初めて興味を持ったようだ。
 これは本当は親がしろ!!といってもなぁ。。。。。

 このページのショットに使ったのは入場券。この絵画に使われている野菜や果物がなんだと孫に聞かれたが、わからない。解説を書いたものがあっただろう?といってやったら、「あれには名前書いてなかったよ」って。
 解説も図版を作った人もわからなかったのかな?

 私自身の感想は。まぁ、「暇ネタで、話題の共通性を持つために、見ておいたら?」という程度です。しかし、純粋に絵画という点での技巧は結構すばらしいものが多かったですよ。とはいえ、心に訴えてくるかは人それぞれです。


 入場券には、常設店の入場券も含まれています。常設店に入って、驚きでした。モジリアニやマリーローランサンの本物に出会えるとは思っていなかったから。これらの作品が名古屋市の所蔵品であることに驚きだった。
 ただ、地元の作家の作品が 北川民次、三岸節子の二人しかなかったことがちょいと残念。我が家に飾ってある恩師の作品の片割れを孫に見せてやりたかったが・・・・

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