化石の戯言

とうとうというか、やっとというか
　大手ゼネコンから逮捕者を出したようだが、そのゼネコンの最高責任者が逮捕された訳ではないので、またまたトカゲの尻尾きりで終わりそう・・・・
　毎度思うのだが、こうした不祥事は、会社ぐるみが一般的で、一社員の腹づもりで行えるたぐいのものではない。会社の上層部の許可がなければできないことであり、当然上層部が知った上でのことであるはずなのだが。いつも、担当レベルの仕業ということで、上層部が責任を問われることはない。
　悲しいのは、逮捕された担当者か・・・・・
　しかし、営業担当なんだよなぁ。いつもいつも。

それはあともあれ、
　今回はハザマが自首をしたということで、告発対象から外れた。しかし、一連の会社は、名古屋市の入札が（当面）できなくなる。これで困るのが交通局らしい。まあ、それなりに技術力のある会社ばかりだから、それらの入札参加がないとなると、工事に参加できる残ったゼネコンの技術レベルが心配だとか。
　何も、くだんの５社だけが地下鉄工事の専門という訳ではなし、まだほかにも過去の名古屋の地下鉄工事をしたゼネコンは多い。
　それに、　シールドマシンは、工事会社がツルル分けでないしね・・・

　それにしても、自首したゼネコンと、告発されたゼネコン。この先の裁判にも影響するのだが、自首しなかったゼネコンは、違法性を認めていないからということになるのか？
　もし、そうなら、その方がよほど怖い話なのだが。

　それにしても、現在の工事区間の発注額をみて唖然とした。これだけの工事額の本当に必要な工事金額とは・・・・・　　　裁判で、談合の判決が出て、１０％〜１５％戻してもらっても、ゼネコン、赤字にはならないように思えるなぁ。。　　土木工事費の利益は、素人が思うよりより桁外れに多いと聞いている。（聞いているです。かなり昔ですが）
　談合の裁判で　入札妨害の判決が出ても、彼らの談合は止まらない。過去いずれもそうだった。徹底的にこれらのゼネコンの利益を吸い上げない限り、談合はなくならないだろうと思うのだが。