化石の戯言

　目下、テレビで「阪神淡路大震災から15年　神戸新聞の7日間』を放映している。

　あの震災の日から明日17日で15年になる。
　あの日の朝、船に乗っているような大きなゆっくりとした揺れで目が覚めた。あの手の揺れはどこか遠くで大きな自信があったことを意味している。即テレビの電源を入れた。まだ詳しい情報はない。しかし、関西で大きな自信があったことはわかったので、すぐに京都と奈良にいる子供たちに電話をした。
　京都にいる息子は『死ぬかと思った』とその恐怖を語っていたが、無事であることが確認できた。娘は寮に入っているので、電話は遠慮したが・・・・
　このとき、即電話したのは正解だった。それから1時間もしたら、電話は通じなくなったのである。そしたら一人暮らしの息子の安否は確認できず不安な気持ちでいたと思う。

　我が家は大阪に親類が多い。豊中、芦屋、尼崎、東大阪、電話を掛けまくったが、その日は通慈雨ことはなかった。連絡を取れるようになったのは3日くらいしてからだったろうか。。。。
　豊中の親類では、連絡が取れてから聞いたのだが、際に亀裂が走ったといっていた。

　それから、数日たって息子はボランティアとして、そして授業の延長の取材として神戸に何度も足を運んだらしい。その惨劇は大変だったと聞かされた。


　あれから15年。この名古屋近辺では地震で揺れることが少ない。他の土地では結構揺れているにもかかわらず、この辺りは全くといっていいほどよれない。
　実は、私が大阪に住んでいた35年くらい前は、大阪は地震のないところだったのだ。誰もがそう思い込んでいた。長い間揺れることのない地区は、みんなが、多くがそう思い込むようである。
　（この点、東京なんぞはしょっちゅう細かい揺れがあるので、そうは思わないらしい。実際私の学生時代の5年間はよく揺れた、といっても大きい揺れではなかったが、東京は地震の多いところ思っていた）

　名古屋近辺は、もう65年大きな地震がないのだ。いつ大きな揺れが来てもおかしくない。おそらく地下のストレスがいっぱいになっているのではないかと思う。そのストレスがいつ解放されるのか？これは誰にもわからない。地震学者にも正確なことはわからない。
　ただ、いつ揺れが来てもいいように、覚悟して、そして対策だけはとっておかねばならないと、常日頃思っている。
　今日、家具を買いに行ったのもその対策の一環なのだ。

　**
　スト＾リーは、いずれ各期になったら
　**