2010年04月27日

木彫を始める

 4月に入ってもう27日、ほとんどひと月になろうというのに、とにかく全面的にやる気をなくしたので、ぼけ~~~としていることが多い。だから記事もなんとなく気が抜けている。

 と、このまま放っておくと気が狂うかもしれないので、この際何かをしなければいけないと思い、かなり以前からいつかやろうと思っていた木彫りを始めることにした。
 何を作ろうかと迷うことはなくって、もう15年くらい前からしてきた親鸞研究で出会って、惚れてしまった阿弥陀さん。この阿弥陀さんを自分の手で作ってみようと、5年くらい前から思っていた。
 思うのは勝手で、それを作るのも勝手で、これまで見てきた見事な阿弥陀さんとは違って、自分の力でできる、頭に描いた形に近いものを実現できればと思って・・

 といって、手元に道具がそろっているわけではない。材料もまともにあるわけでもなく。。 実家に転がっていたノミ2本、そして材料は数年前に隣の家にはみ出しそうになった桜の太い枝を切ったものが残してあったのでそれを使うと。
 実はこの桜の木は、彫刻の材料としては素人が手を出すべきではない硬さ。これは知ってはいたけど他に材料がないから致し方ない。とにかくこいつをのこぎりで切った。のこぎりで切るだけでもかなり重労働だった。何せ放ってあったから汚いこと、だから2か所切らねばならなかったのだ。

 切ったものをノミで周りを削って大体のイメージになるようにしたのだが、ノミがまた切れないのだよぉ。ひと月以上前に買ってきた包丁砥ぎで先端だけを研ぎだしたら多少切れ味はよくなったが、何せ硬い桜なので思うようにはいかない、それに版画以外の木彫なんてしたことがないから勝手もわからないし。

 作る阿弥陀さんは、なんとか円空さんの仏像に似せられないかと思っているのだけど、まぁ素人には難しいだろうなぁ。。 
 それでも、平等院やら平泉の金色堂の阿弥陀さんのあの丸い形はいくらなんでも私には無理だと思う。ということで、切れないノミ2本だけで削り始めた。そして2日かけて、ここまで削って、彫った。

 この先は、まだ彫りこんで、上のほうには顔を彫りこみ、下のほうは手を合わせ)合掌し)ている形をイメージできるようにしようと。

 それにしても、またまたおバカな挑戦を始めてしまったものだ。ノミの使い方なれていないから、カナヅチでたたくときに外れての手の甲を叩いてしまって、人差し指の付け根が骨折したかと思うほどの痛さ。まぁ、そのうちに慣れてくるだろう…

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この記事へのコメント
こんばんは。
完成が楽しみですね!
阿弥陀さんを彫ってるときは、なにか、無の境地でしょうか?
Posted by 花 at 2010年04月27日 23:02
まだ無の境地にはいけません。
かたい木なので、コンチクショウという気持ちが先です。
Posted by 生田生田 at 2010年04月27日 23:06
 

  
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