2010年11月04日

10年秋の平泉への旅 20 平泉・中尊寺その5

 峠のようなところを過ぎるとこの参道=月見坂は少し下りになる。そして少し広い場所があり、右手に阿弥陀堂、左手に金色堂に入るための入場券を買う場所兼宝物殿(讃衡蔵)があり、その讃衡蔵の左手奥に金色堂がある。


右の大木の陰に讃衡蔵があります。
この写真は、帰り道で撮ったもの。
しかし、観光客の数は変わっていない。


 中尊寺は、駐車場が有料だが、境内にはること自体は無料だ。しかし、金色堂を見るためには讃衡蔵で入場券を買わねばならない。拝観料は800円(大人)とちょっと高めだが、確か薬師寺が新しくなったとやはり800円を取っていたと思うから、こういう文化遺産のところは高めに設定されているのかもしれない。

 阿弥陀堂の写真を撮って、反対側の讃衡蔵の入場券売り場に行く。まだすいている。まだ9時を少し回ったところだから、観光客が到着するまでには少し時間があるかと思うが。。。実はたまたまその時すいていただけで、すでに観光バスで団体が金色堂に入っていたのだ。)
 入場券を買う時に売り場の女性と少しだけ会話を。(何を話したかの記憶はない。)そして、讃衡蔵の中に入る。撮影禁止なので、カメラをバックパックに入れる。(そんなことせんでもいいと言われたけど)
 
 中の仏像は、阿弥陀如来と薬師如来の2体はまずまずの大きさで、平安後期の様式かと思うが、平等院や法界寺の阿弥陀像を見てきている私には、ちょっと小さく、大変失礼だけどちょっと腕が落ちるかな?と思われた。
 後は、大きい仏様がない。どうもこの中尊寺の仏様たちはこじんまりとしたつくりで統一されているのではないかとすら思う。ということで、圧倒される印象がないのです。

 一回り見せてもらいましたが、特に印象にのこているもがんないのです。それはそうかもしれない。これから金色堂の阿弥陀様を見ようという前だから、そちらへの期待でその前に見る仏像の印象が消されてしまっているのかもしれない。

 讃衡蔵の出口のところで中尊寺の写真集を買った。その時の係りの女性が、入場券を買った時の女性だったのだ。お互い『あら?』といった感じで、「これもご縁ですねぇ」と話すと『そうですねぇ』と返されて。
 私『こういうご縁は、私が若ければ、それないになるかもしれないですが。年なので残念ですね。』
 彼女『そういうことも』
 私『私の代わりに、息子のお嫁さんに。まだおひとりかな?』
 彼女『そうなんです。よろしくぅ』
なんて言う会話をした。人それぞれいろんなご縁というものがあるのだろうが、こうしてところで同じ人から2度何かを買うということも珍しいものだ。本当に、これもご縁でしょう。

 どのくらいの時間をかけたか覚えていない。この日は寒くてなかなか暖かくならなかった。歩いても汗をかかないし、そこに寒いときてトイレに行きたくなった。トイレはこの讃衡蔵の出口にある売店の右の階段を降りたところ。きれいなんですが……


 トイレを出たあら、外は雨が少し降っていたよ。天気予報が当たった??そして、階段を上ろうとしたら、階段にバッタが一匹。なんでこんなところにいるんだろ??

 讃衡蔵を出て広いところに、金色堂の反対側、阿弥陀堂の左に少し色づいている木が。これが完全に色づいていたら、本当にきれいな写真になっただろうと残念な気持ちです。
 

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