化石の戯言

　国道の南下で笹ぐぁ流れを通り越してきてしまったことに気づいて、急いで元の実を引き返す。このころには、もう空はいつ泣き出すか分からないほどになっている。

　しばらく戻るとトンネルのすぐ横に展望台らしきものがある。南下するときには気づきにくい。初めてのときはトンネル付近では左右に眼を散らすことができないだろうから。



　車は数台しかとめられないくらいの狭い駐車場。先客がいるが、このひと組だけ。雨になりそうなので、バックパックの傘を確認してカメラを持って外に出る。
　岩肌が目の前に、そして海からそそり立っている。

　まぁ、この写真くらいなところは、あちこちで見ているしなぁ。。。。　


といってどこが一番の見どころなのか知らないし。。　走っているときに遊覧船乗り場があったけど、やっぱり海から見ないとだめなのかなぁ？泳げない私は、海の上に出るのは嫌だしねぇ。。

　階段があって、磯に降りることができる。あんまり好きでない階段だが、この日はなんと恐怖を感じなかったから、何か体の調子がいつもと違っていたのかも。
　磯から見る風景は、展望台から見る風景よりも岩が切り立って見えるか、というとそうでもなく、、やっぱり岩肌がそばまで来ていないからな？

　どうもいまいち、ピンとくる景色でない。晴れていないから余計に思うのかもしれない。

　下に降りるところが2か所あるのだが、降りたらつながっているだろうと思ったらつながってなかったなぁ。潮の加減で変わるんだろうか？でも、今引いてるみたいに思うけど。

　下りて撮ったのがいくつかあるけど、どうもいまいち。
　と、あっちこっち動いて撮っていたら、突然太陽の光が差し込んだ。後ろを見たら、逆光だけど海が光っている。


　この風景を見たときは感激したけど、写真にはその感激の姿がない。何が違うのだろう？？

　ひょっとしたら、ここに夕日が落ちていく姿が取れたらいいだろうなぁ。。。。　またいずれ。

　そして反対が、最初の写真のところに陽がさして、違う光景になっている。