2010年12月05日

一週間遅れの「龍馬伝 最終回」

 実は、この龍馬伝の昨週見たのだが、これも疲れを理由に感想書かずに飛ばしてしまった。最終回というとんでもないイベントでありながら感想も書かずに、なんともはや情けない私である。

 特別枠の長い時間の話だったが、途中でどこやらの知事選の速報が入って、暗殺場面が台無しになるというハプニングがあったり。。。 ええ加減にせい!NHK.

 龍馬が暗殺されるところは、歴史上の事実としてわかっていることなのでどうしもうよないのだが、それのあがき方だろう。中岡慎太郎と襲われて、その襲われた跡が、中岡との掛け合い、そして意識を失っていく龍馬・・・・
 事実はどうだったのか?わからないことだけどねぇ。。。本当は事実を誰かが書き残してくれているとよかったのだけど。

 龍馬暗殺でドラマは終わってしまった。
 しかし、この龍馬がいなくなったことで、世の中の動きが大きく変わってしまう。大政奉還で血を流さずに政権交代のはずが、職を失ったことを恨む武士、そしてそれを抱える藩が反旗を翻す(これが龍馬暗殺の理由でもあるのだが)、また薩摩などは徹底的に徳川をたたくとして武力でつぶそうとす方向に流れる。
 これは、ひいては相も変らぬ武士の世の中を明治以降も引き継いでいくということにつながったと私は思っている。龍馬の腹、思いはそうした世の中ではなかったと思う。しかし、現実には、薩摩、長州、土佐といった藩の力が明治政府の中に生きてしまった。龍馬が望んだことだろうか??

 武士の世界が形を変えて生きたことは、今日12月5日から昨年に続いて始まった「坂の上の雲」に引き継がれている。武士=軍人は、いかにしても戦いの望むものらしい。外国からの侵略に抵抗するために軍隊を持たねばならないという論理に発展している。これは江戸末期の『攘夷』のなれの果てでもあるのだが、何百年という鎖国の間に外国から侵略されなかったということを忘れたかのように。
 欧米の列国が侵略をする気があるのなら、軍隊を持たない日本など人に練りに出来たであろうから、改めて新ryくを防ぐなんて考える必要はなかったのではないかと思う。
 龍馬は、海軍を持とうとしていた。しかし、これは戦うためだったのだろうか??私にはどことなく違うように思えるのだ。

 坂の上の雲を見ていて思うことは、軍人礼讃のドラマにならないようにしてほしいということ。こういう筋書きのドラマは、へたをすると軍隊というものに重きを置くことになりかねない。
 ドラマでは、すでrに日清戦争を勝利で終えている。これから日露戦争に入って行くのだが、この経過をじっくりと描き込んでほしいのだが・・・・・ 日本がロシアに勝てたのは、日本の力ではないということ。結果的には日本の力で買ったとして、それ以降軍人が幅を利かすようになってしまったのだが、本当は、イギリスなどの同盟による力を得て買ったのであり、あの援助がなければ完全に負けていたということ。(もっとも負けていたら、今頃の日本はどうなっていることやら)

 戦争は、悲惨であり、いいものを残すことはないことをできたら描いてほしいけど。無理だろうなぁ。。。

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